9月29日*ミカエルマス(ミカエルの日)~陰が強まる秋分から冬至期間の始まりに闇を見る勇気をもらう

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今日9月29日はミカエルマス、大天使ミカエルの日です。占星術とは直接関係ないのですが、秋分から冬至への期間の入口にあるこのお祭の意味などをつづってみたいと思います。

ミカエルマス

9月22日ごろに毎年秋分になりますが、その1週間後の9月29日、カトリックの伝統では聖ミカエルの日とされ、ミカエルマスと呼ばれます。

ミカエルは、ご存知の通り戦う天使で、剣を持ち悪魔を足の下に敷く姿で描かれます。

先日、親戚の真言宗のお寺に行ったところ、ご本尊の不動明王を観ましたが、なんとなくこの強そうな高次の戦う存在のエネルギーは、ミカエルにも通じるものがあると思いました。ちょうど、秋分過ぎの出来事でしたので、個人的にはミカエルとの関連を感じました。

さて。このミカエルマスが、なぜ秋分直後にあるのかというと、そこには暦とのかかわりがあります。

秋分から冬至までの時期は、どんどん日が短くなり、陰の気が強まる時期になります。光と闇のバランスでいうと、闇の方が長くなるのです。春・夏と育ててきたものの刈り取り(色々な意味で)をして、それを解体し再び土へ還す時期でもあります。春・夏が放散なら、秋・冬は凝縮です。内側へ、下へと意識が下りていく時期になるのです。

そのため、私たち人間もまた、自分自身の内面の闇を見つめることが多くなります。

ミカエルマス以外にも10月31日のハロウィンが秋分~冬至の時期にあるのもとても面白いと思います。西洋のお化け・幽霊は、夏場よりも秋~冬至までの光の少ない時期に出ると考えられているのですよね。

ミカエルは悪魔と戦う天使ですが、この悪魔は、秋分から冬至の時期にかけて活動を強くすると考えるのが西洋文化の特徴です。ですので、秋分過ぎにミカエルマスでミカエルのサポートをもらうことで、闇に向かう力を得るのです。

それともう一つ。西洋の四気質論でいうと(拙訳の≪四気質の治療学≫をご参照ください)、秋という季節(秋分から冬至まで)は、黒胆汁気質(憂鬱質)に相当します。そして方角でいうと西。

この黒胆汁気質は、温・冷、湿・乾の区分でいうと、冷・乾になります。

実は、西洋では、天国は温・湿の状態にあると考えていました。この温・湿の状態は多血質であり、季節でいうと春、方角は東でした。西洋ではエルサレムのある東を楽園・天国に近いものとみなし、それらの地域からやってくるスパイスを取り入れることで「天国の波動」を取り入れていたんですよね(この辺りの説明が上記の≪四気質の治療学≫には書いてあります)。

それに対して黒胆汁質、あるいは秋という季節、西という方角は、「天国とはかけはなれた」状態・季節・場所だと思っていたのです。冷・乾の黒胆汁質は、温・湿の多血質とはちょうど正反対になります。

そのため、秋分~冬至までの時期は、最も魔が出やすい闇の時期だと考えたのです。

それゆえ、伝統的に黒胆汁質という気質は、土星的な憂鬱そうな人物、思索にふける人物として描かれてきました。
たとえば、デューラーのこの絵はとても有名ですね。

この絵に描かれているように、私たちが思索の中で自分の闇を見つめる旅路を守ってくれるのが、ミカエルの勇気なのです。

秋は、春や夏には気づかなかった問題点が出てきたり、なんとなく物悲しくなったり憂鬱になる時期ですが、それは暦の上でも必然的な変化のために起きてくることなのです。だからこそ、ミカエルの勇気を借りて、自分の心の闇の中や暗い部分にも思い切って踏み込んでいきましょう。その体験は、冬至(クリスマス)以降にやってくる、光の復活の質を高めてくれるはずです・



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