2021年6月25日山羊座で満月となります。この満月の星読みをレポートしていきます。
魂の深いレベルでの欲望と怖れを示す冥王星は、8ハウス山羊座で逆行中。10ハウス魚座の海王星と小惑星パラスとセキスタイル、11ハウスの準惑星エリスとスクエア。
自分が属していたグループ、親族や血族の繰り返しているパターンにとらわれやすくなる時期です。自分ではなく属している集団の満足を満たそうとするこのパターンは、良い意味で出れば社会的に憧れられるような特権的な立場の獲得につながるものですが、今、社会の公正さという点から見て疑問を呈されています。
8ハウス山羊座冥王星の反対側は2ハウスの蟹座金星。
本当に大切なのは、虎の威を借りるように自分以上のものの庇護を持つことではなく、自分が心から安心できてささやかな喜びを感じられる内側の充足です。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは6ハウス射手座、小惑星ジュノーと合。
対等ではない立場に対しての怒りと自分の立場や正しさを主張したいという気持ちがずっとあります。それはもしかすると、健康問題に関する何らかの立場の主張という形で出てくるかもしれません。
未来へ向かうべきパターンは12ハウス双子座。その支配星の水星が合。
しかし今は、地下水脈のように流れている様々な可能性（情報）に触れていくべきときです。たった1つの真実ではなく、様々な真実をフラットに見ることです。
10ハウスMC近くの魚座木星はノード軸に対して緩やかにスクエア、太陽と月の満月ペアに対しては調停。
過去、一段低い位置に貶められたことに対する怒りは、社会的な救済や豊かさをきちんと受け入れることで癒していくことができます。ただ嘆き怒るのではなく、公共の福祉の仕組みなど差し伸べられている手について良く調べて利用することも大切です。
ノード軸に対して3ハウスの獅子座火星が調停、9ハウス水瓶座土星が調停、11ハウス牡羊座のキロンが調停。
活発な情報収集、より多くの人に益になる具体的な理想、かつて傷ついたことのあるコミュニティや仲間からの客観的な意見を受け入れることが、過去から未来への進化のサポートをしてくれるでしょう。
アセンダント双子座の支配星は水星、逆行直後の留でノースノードに合、12ハウス側でアセンダントに合。ＭＣ魚座の支配星は木星・海王星、10ハウス。木星はＭＣに合。
これまで気づいていなかった様々な事情や背景を情報収集することで洗い出すことで、結果として社会から豊かな恩恵を受け取る、差し伸べられている手をしっかりつかむということが求められる時期です。