2021年2月27日乙女座満月~犠牲と奉仕を識別するために氷のように冷たい環境でも燃え続ける内なる情熱の炎を思い出すとき

高橋ともえ

2021年2月27日17:17(東京時間)、乙女座で満月となります。この満月の星読みをレポートしていきます。

魂の最も深い欲望と恐れをあらわす冥王星は、山羊座5ハウスにありバーテックスと合。
愛されるという体験や承認欲求に対しての恐れと執着が湧いてくる時期です。それは、もしかすると恋愛感情を持っている誰かとの出会いを通じて刺激されることかもしれません。

冥王星は、9ハウスの火星と準惑星セドナの合とトライン。
それは、遥か昔、個人的な潜在意識の過去を超えたところにある集合意識の中の「犠牲になった、捨てられた」という女性性の傷の怒りを拾ってしまった結果の反応なのかもしれません。しかし今、過去の愛に対して、新しいものの見方を持つことで癒していく可能性も開けています。

冥王星の反対側は11ハウス蟹座とアンチバーテックス。そのそばに逆行中の獅子座の小惑星ヒュゲイアが滞在。
思い切ってアットホームな仲間の中に飛び込み、そこで求められている役割を担ってみることで、この煮詰まった感情が緩和されるかもしれません。あなたをスポットライトの中に押し上げてくれる癒しのレメディが思っても見なかったところに見つかるでしょう。

サウスノードは4ハウス射手座、そばに小惑星ジュノーが合。
過去の古いセルフイメージを作ってきたこうでなければならない」「こうしたい」と主張してきた在り方が、それ以外の可能性を見えなくしています。

ノースノードは10ハウス双子座。
しかし今は、仕事や社会の中で自分にはほかの選択肢もある、と気付いていくことが未来へのシフトに重要になってきます。

ノード軸に対して7ハウスの魚座の海王星がスクエア。海王星は7ハウスを支配。
この時期に出会う他人の意見によって混乱しやすい時期でもあり、大きな夢を見させてもらえる時期でもあります。大切なのは、すべてを聞き入れるのではなく、過去の固着したセルフイメージが幻想だったと打破してくれる意見があればそれに従ってみることです。

サウスノードの支配星の木星とノースノードの支配星の水星は水瓶座6ハウスで合。
自分は棄てられた犠牲者だったというセルフイメージは決定的なものではなく、もっと他の見方をしていくこともできる、実は犠牲ではなく奉仕だったという識別力を持つことがキーとなります。

乙女座の月はアセンダントで逆行中のベスタとゆるやかに合。8ハウス牡羊座のキロンと6ハウス水瓶座の土星とヨッドを形成。
冷たく愛の感じられない環境を求めたわけではないかもしれないけれどそこに導かれたということは、自分の中にそんな過酷な環境にも降りていけるほどの燃えるような愛があったということを冷静に受け止めることができるとき、

月に対して7ハウスの太陽がオポジション(満月)、その太陽に魚座の海王星がゆるやかに合。
あなたの内なる情熱の炎を理想だと思ってくれるような誰かとの出会いによって、過去から未来へシフトしていけるでしょう。

犠牲と奉仕を識別するために氷のように冷たい環境でも燃え続ける内なる情熱の炎を思い出すときです。

この満月図では準惑星セドナがとても象徴的な配置になっています。以下、この点についてメルマガ読者様限定記事として語っていきます。※記事のリリースは2/27予定です。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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