2021年10月29日獅子座下弦の月~大人の誇らしさに通じる童心のワクワクを見定めて新しい可能性に向かって勇気を持って変容するとき
2021年10月29日獅子座で下弦の月となります。この下弦の月の星読みをレポートしていきます。
過去の自分のセルフイメージへの執着が特に強く感じられる時期です。このセルフイメージは、自分が自由にそして楽に発揮できる魅力や、家庭や幼少期の懐かしく温かい思い出の中で醸成されたもので、それ自体は悪いものではありません。ですが、この過去のセルフイメージが、これからはこういう自分でありたいと感じている自分像と、周りから与えられる想定外のプレッシャーとの間に差し込まれた「横やり」として作用してしまっています。
こうした膠着状態に対しては、女性らしい感性を生かした理想にフォーカスしてみることで打開策が開けるでしょう。
もともと自分が自然に手にしていて発揮できる、幼少期からの魅力や才能、あるいは家系の中でごく自然に与えられていた恩恵をベースにして、新しくつくりだしたい自分像と周りからのプレッシャーのバランスを取るというこころみが、ここしばらく続いています。
こうした天与の才能や自分の感覚を絶対視せずに、他の人の持っている感覚や感性、才能と混ぜ合わせていく新しい選択肢を見出し、変容をいとわないでその中に没入すると、より一層未来の方向へ向かって進んでいけるでしょう。
過去から未来へのシフトにあたっては、過去に自分が楽しく取り組んできたことや、自分が過去にある程度達成した創造活動が、逆に妨げになっていないかということをチェックし注意する必要があります。かつてはワクワクしていて色々な工夫をこらしてある程度の形になった作品や仕組みも、未来の方向性、つまり変容していく方向性にサポートとなるかどうかを精査してみましょう。
これから新しく見せていきたい自分像は、過去のセルフイメージがドロドロに溶けて全く新しい変容を遂げた結果のものでなくてはなりません。かつてワクワクしたものや童心が刺激される楽しいことが、単に幼心を満たすだけではなく、社会に誇れるあり方につながるのかどうかを見極めていく必要があります。
心を安定し鎮めさせる地に足の着いた土台があるかどうかと、心身が過剰な高揚感にゆさぶられずに健康であるかどうかという2点を意識すると、進むべき方向が見えてくるでしょう。
大人の誇らしさに通じる童心のワクワクを見定めて新しい可能性に向かって勇気を持って変容するときです。