2018年7月6日16:50牡羊座下弦の月~自分で抱え込まず思い切って委ねることで恵みを受け取れるとき

高橋ともえ

2018年7月6日16:50(東京時間)牡羊座で下弦の月となります。今回の牡羊座下弦の月の星読みレポートです。

この記事の目次

2018年7月6日牡羊座下弦の月のホロスコープ

2018年7月6日下弦の月

2018年7月6日牡羊座下弦の月の星読み

心の中の深い執着と欲望を表す冥王星は山羊座20度付近で逆行しながら1~2ハウスのカスプ上に。
自分の社会的な立場や地位、そしてそこから得られる利益をに執着してきましたが、そのこだわりが今見直さざるを得ない時期に来ています。

冥王星の反対側は、7ハウス蟹座14度の太陽。
他者との感情的な交わりによって、この頑ななこだわりを中和するときがきています。

冥王星は、太陽とオポジション、4ハウス牡羊座の月とスクエア。さらに、冥王星・太陽のオポジション軸に対して、3ハウスの魚座海王星と11ハウス蠍座の逆行木星が調停の位置に。
自分自身が本当に安らげる場所や安らげるセルフイメージを持つことで、このシフトが促されます。仮に自分で変わるのが難しいと思っても、周りの家族や友人とのソフトなコミュニケーションの中で、徐々に自我の殻が溶けていくような体験ができるときです。

過去繰り返してきたパターンは、2ハウス水瓶座のドラゴンテイル(サウスノード)。そこには逆行の火星とダークムーンリリスが合。
アイデンティティが揺らぐときは、自分が今もっているモノや蓄積してきた実績が「正しいのだ」と声高に主張したくなる誘惑にかられます。しかし、それらの才能や資産は、過去に戻るための逃げ場ではなく、手放して次のステップへ進むための燃料として燃やしてしまう覚悟が求められています。

目指すべき方向性は、8ハウス獅子座のドラゴンヘッド(ノースノード)。近くには獅子座の水星が合。水星は11ハウス蠍座の木星とゆるいスクエア。
不安や悩み、心の闇を思い切って他者に吐露してもよいのだということを知ってください。それこそが、あなたが進むべき次の世界の扉になります。あなたの大切な人たちは、客観的な事実を述べるよりも、あなたが心の本音を無邪気に話してくれることを待っています。仮にそのようなあなたを受け入れない友人や知人がいたとしても、あなたの本音をしっかり受け止めてくれる人々がいて、今あなたはその方々の力添えを得ることができます。感情的になることを意図的に自分にゆるしましょう。

ノード軸に対しては、5ハウス牡牛座の天王星がスクエア。
あなたにとっての喜びは、他でもないあなたの体が知っています。あなたにとってのストライクゾーンをしっかり見極められれば、苦しんで積み上げてきた実績や才能や資産は、たとえそれがどれだけ客観的に見て「正しい」ものだと思えても、手放すべきものなのです。五感の心地よい刺激を伴う喜びこそが、あなたの本音なのだと知ってください。

ICに逆行開始したばかりで留状態の牡羊座のキロンが合。そのキロンは、ノード軸を調停し、獅子座水星に対してトライン。
天災や災害などで生活の基盤や地盤が揺れ、インナーチャイルドが傷ついているかもしれません。しかし、その傷は、より高いレベルでの修復を呼び込むための扉であり、未来へのシフトになくてはならない要素なのです。自分のコンフォートゾーンを出なければならないという不安と不満は、今はそのまま他者に委ねてください。助けを求めてください。自力で解決するときではないのです。

※キロンの詳しい意味や解釈やキロンの逆行についてはこちらの記事を参照してください。

水のグランドトライン(魚座海王星、蠍座木星、蟹座太陽)と土のグランドトライン(乙女座セレス、山羊座土星、牡牛座天王星)が形成。
天上に描かれた2つのグランドトラインの中で、この傾向はしばらく続きます。自分の意志を弱めることではじめて受け取ることができるものがあるのだと知ってください。

最終結果を表すMCは天秤座、支配星の金星は8ハウス獅子座にあり、天王星と土星からトラインの支持を受け取りながら乙女座へ移動しようとしています。
痛みを伴う改革ではなく、喜びながら自然に変化することができるときです。手放しの痛みは、頭で感じているだけであって、本当のあなたのハートは子どものように喜んでいるでしょう。どのような状況であっても非日常を楽しめる感性が大切です。

2018年7月6日の星読みまとめ

まとめ

災害や天災などで仕事や学校が休みになったり、自宅をでなければならない状況に置かれているかもしれません。これをきっかけに、自分の持ち物や社会的立場に固執するのをやめて、思い切って友達や身近な人とコミュニケーションをする機会を持ってみてください。不安は不安のままに、不満は不満のままに、ただなんとなくおしゃべりするだけでも、心が軽くなるでしょう。資産や実績を手放す痛みにフォーカスするよりも、空っぽに開いた器の中に次何が注がれるのかを感謝して待つことで、より多くの恵みに気づき、受け取れる時期です。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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