2018年11月30日9:19乙女座下弦の月~形になったもので武装するのをやめて感情と直観に先導させて心を深く浄化することで過去が清らかなカリスマ性に変わるとき
2018年11月30日9:19乙女座で下弦の月になります(東京時間)。今回の下弦の月の星読みをレポートしていきます。※星読み情報を利用するにあたっての注意はこちらに書いています。
この記事の目次
2018年11月30日9:19 乙女座下弦の月のホロスコープ
2018年11月30日9:19 乙女座下弦の月の星読み
魂の深いレベルでの執着と恐れを表す冥王星はアセンダント近くの山羊座1ハウス、そばにトゥルーブラックムーンリリスが合。
強く人を惹きつけてきた自分の過去の権威に対して、本当にそれは今も有効なのだろうか?と、恐れと不安が刺激されやすい時期になっています。
冥王星に対して2ハウス魚座の海王星がセキスタイル、魚座海王星には火星が緩やかに合。これらの天体に対して11ハウスの射手座の太陽・水星・木星がスクエア。
その在り方に対しては、妄想もまじっているかもしれないけれど才能が支えてきたものであり、また、今そのパターンを強く押し出したい気持ちも強まっています。一方、理想の未来を意識しすぎて、どうしても分不相応に先走ってしまうような衝動も高まっています。
冥王星の反対側は蟹座7ハウス。
しかし、少し動きを止めて、真摯に他人の感情に耳を傾けてみることが今促されています。それがポジティブなフィードバックであれ、ネガティブなフィードバックであれ、自分に向いていた意識を他者の感情に向けることが得策になります。心の動きを無視せずとらえるようにしましょう。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは1ハウス山羊座、そばに小惑星ベスタが合。
半ば自動反応的に・義務的に追求してきた、実績・実体として形になっている地位や権威や名誉を持っている自分に固執し、それ以上前に進めなくなってしまうというパターンは、ここ最近のものではなく、過去から繰り返してきたあなたの根強いパターンです。
未来に目指すべきパターンを示すノースノードは7ハウス蟹座。
しかし、自分に矢印を向けているときには分からない、他者の心に合わせていくこと、感情や女性的な直観を優先させることが未来へのシフトには必要なのです。
ノード軸に対して、9ハウスの天秤座金星と、3ハウスの逆行中の牡羊座天王星がスクエアのグランドクロス。
過去から未来へのシフトにあたっては、びっくりするような・ちょっとぎょっとするような・わがままと思えるような周囲の人や身近な人の発言に照らし合わせて、他者の目線にも耐えうる美しい理想を紡ぎだす必要があります。
ノースノードの支配星の月は乙女座8ハウス。サウスノードとアセンダントの支配星である土星とトライン、MC蠍座に合のセレスがセキスタイルの小三角。
元々過去にやってきたことも、未来に目指すべきことも、調和して動くことは可能な時期です。ただしそのためには、深い井戸の底にある澱をぬぐうように、しっかりと裏も表も自分の心の深いところを浄化していくことが大切です。その結果、人からエネルギーを奪うカリスマではなく、人々の心に畏敬の念を呼び覚ますことのできる、清らかなカリスマ性を発揮できるようになるでしょう。
2018年11月30日9:19 乙女座下弦の月の星読みまとめ
アセンダントに山羊座のリリスと冥王星が合。過去から成し遂げてきた実績や権威が強いカリスマ性をもたらすという配置です。冥王星は、今回のチャートの蠍座MCのルーラーでもあり、二重三重に重要な配置になっています。
山羊座的なカリスマは、時に人々を支配し見下し縛り付けるものにもなりえます。タロットカードの悪魔のように。
しかし、このパターンを抜けて、心からの直観に先導させていくことが未来に行くためには必要になります。その際に、他者との会話ややり取りの中で、ざわざわしたこと、傷ついたこと、いやな気持になったこと、ぎょっとしたこと・・・などがあれば、その感情の中に、他者と真に調和できる美しい理念を見出すための鍵が隠されている、ということを心に留めておくとよいでしょう。この時期は、他者と交わることで自分の感情を的確に見つめていく良い時期になります。
そうして、自分の心の深い部分を見て浄化することで自然と変容が起きてきて、もともともっていたカリスマ性が清められていきます。清められたカリスマ性とは、他者の視線を集めて支配し縛るものではなく、他者にはっと気づきを与えたり、静かに信念を呼び覚ますようなものとなるでしょう。
形になったもので武装するのをやめて感情と直観に先導させて心を深く浄化することで過去が清らかなカリスマ性に変わるときです。