2022年1月10日牡羊座上弦の月~過去の業績に基づく自分の正しさを主張するよりも隠している弱さをそっと救い出すことで無邪気に創造するための客観的な情報を得るとき
2022年1月10日牡羊座上弦の月となります。この上弦の月の星読みをレポートしていきます。
過去に自分が達成した業績や肩書を元にした自分自身の感覚に基づく●●べきという強い善悪の判断に対しての執着が強まる時期です。過去の業績や肩書自体は、あなたの仕事の能力に直結しており、他の人から見るとありがたい恩恵となるものにつながる良いものなのですが、自分の感覚を絶対視しすぎてがんじがらめになっている可能性があります。
自分の感覚を絶対視しないで、思い切って家族や身内のような深い関係性の人に「あなただったらどう感じるか?」と聞いてみるのもいいかもしれません。あるいは、深い本音を打ち明けあえる気のおけない人たち、守秘義務の守られているクローズドの場などで自分の感情を吐露してもいいでしょう。
かつて負わされた責任ある立場やどこか遠くの憧れている人の言説に基づく自分の真実に固執すると、それは事実無根の妄想となって自分の家庭や私生活にキャパオーバーになるくらいの情報過多をもたらしやすい時期です。今出会った人や情報からの客観的な事実を淡々と見ていくこと、特に人との会話の中でフィードバックをもらうことで、誇大妄想を適切にサイズダウンしたほうがいい時期です。
なお、この時期、ワンダーチャイルド的な無邪気で無鉄砲なあなたが顔を出してきて、過去の自分の感覚がどうとか、身内の気持ちがどうとかガン無視して、ある意味では物議を醸しだすようなことをしてしまうかもしれません。あるいは、そういう無邪気で破天荒な人との出会いがあるかもしれません。
過去の自分が見過ごしていた宝を自分の所有物や才能の中に再発見することができる時期です。再発見された才能や所有物は、真に活用するにはまだ重荷に感じたり何らかの責任を伴うものではあるでしょうが、過去の業績や肩書に固執するのではなく再定義して生産的に活用するヒントを与えてくれるはずです。
つい正しさを主張したくなったときは、その裏に自分が見たくない心の奥にあるずるさや弱さが隠れているのではないでしょうか。今は正しさを主張してももがくだけで前にすすめない時期です。光も闇も併せ呑む成熟した知恵を使ってまずは自分自身を救済してあげることが、結果として主張しなくてもおのずとにじみ出てくるあなたの個性になるでしょう。
過去の業績に基づく自分の正しさを主張するよりも隠している弱さをそっと救い出すことで無邪気に創造するための客観的な情報を得るときです。