2021年2月5日蠍座下弦の月~信頼をベースに新しい人と出会い交わっていくために過去にとらわれず自己価値を内省してアップデートするとき

高橋ともえ

2021年2月5日2:36蠍座下弦の月となりました。1日遅れですが、とてもスッキリしたエネルギーを感じるこの下弦の月の星読みをレポートしていきます。

魂の深いレベルでの欲望と執着を表す冥王星は山羊座、2ハウス。アンチバーテックスに合
これまでの自分が達成してきたこと、過去の社会的な証明に執着し、それが自分の価値だと思いやすい時期です。あるいは、そういったことを金科玉条のように掲げる人物との出会いがあるかもしれません。もう何年も前のことなのに、昔とった杵柄を自慢する。あるいは、ずっとうまくいかなかった過去の自分のまま自己価値がアップデートされていない状況にあるかもしれません。

冥王星の反対側は8ハウス蟹座、バーテックスに合。
大切なのは、もっとハート(感情)に素直になって、自分の心の深いところを見ていくことです。もし誰かがあなたを信頼してくれているのだとしたら、あるいは、もし誰かがなあなたは信頼できないと言ってきたのだとしたら、過去に一度出来上がってしまったあなたの自己価値は、それが良いものでも悪いものでも、きちんとアップデートするべき時が来ています。心から相互信頼できるかどうか、これがとても重要なときが来ているからです。

過去からのパターンを表すサウスノードは射手座1ハウス、ジュノーおよびアセンダントと合。
自分の真理や真実を声高に主張したいという欲望がこれまで顕著でした。俺様目線の発信や、マウントを取って上から目線で持論をぶちまける態度をとってきたかもしれません。

未来に向かうべき方向性を示すノースノードは双子座7ハウス、ディセンダントに合。
大切なのは自分だけが正しいという態度ではなく、皆が正しいというフラットな感覚を持って人と交わっていくことです。誰の意見にも言い分があるのだということを他の人から学ぶ時期です。

サウスノードの支配星の木星は水瓶座にあり、土星と合、獅子座の小惑星ヒュゲイアとオポジション。5ハウスの牡牛座の火星・天王星とスクエア、11ハウスの蠍座の月とスクエア。
過去の自分の真理が正しいという態度からうっかり発言をしたことによって、コミュニティや仲間の信頼を思わぬ形で傷つけてしまったり、自分の心がワクワクするこれからやっていきたい方向性がおかしな方向にぼやけやすい時期です。こんな状況につける薬があるとしたら、それは気のおけない仲間や身内のようだと感じている人からの「良薬口に苦し」というアドバイスしかありません。

ノースノードの支配星の水星は水瓶座3ハウスにあり逆行中。11ハウス蠍座の月と緩やかにスクエア。
客観的かつ合理的な状況把握のために、過去を振り返ってみるのにとても最適な時期です。SNSのログやメールを見直したり、気になる人や情報が、本当に信頼できるかどうか周りの人(コミュニティの人、SNSでつながっている人)から裏を取るのにも向いています。

ノード軸に対して、3ハウス魚座の海王星と9ハウス小惑星ベスタがスクエア。
何が一貫性のある情報なのかが分かりにくく、情報が混乱しやすい時期です。そういう時期だからこそ、自分の内側で絶え間なく燃える情熱の炎のありかを探っていく必要があります。

信頼をベースに新しい人と出会い交わっていくために過去にとらわれず自己価値を内省してアップデートするときです。

ちなみに、この蠍座下弦の月は、年運リーディングお申込者様のメルマガでお伝えしているように、2年数ヶ月前の新月と関係しています。振り返るとともに、炙り出されてきた悪いパターンがあれば、それを手放していくことができます。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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