2021年8月22日水瓶座満月~かつて経験してきた魂の歴史の中にある様々な可能性の中から喜びと貢献につながる選択肢を育むとき

高橋ともえ

2021年8月22日PM9:01水瓶座で満月となります。この水瓶座の満月の星読みをレポートしていきます。

魂の深いレベルでの欲望と怖れを示す冥王星は逆行中山羊座10ハウス、11ハウスの逆行中魚座海王星と小惑星パラスとセキスタイル。また、ゆるやかに水瓶座の逆行中の木星と月とセミセキスタイル。2ハウス牡牛座の小惑星セドナとトライン。
これまで社会の中で苦労しながら達成してきた肩書と実績に対して見直しが進んできています。ただしそれは、否定するための見直しではなく、むしろこれまでより良い未来のために女性的な知恵を使って身の回りの人や友人たちの間で教え伝えてきた自分の役割を承認しつつ、遥か昔、ひょっとすると古代よりもさらに前の太陽系の創成期に演じてきた犠牲者としての役割の裏にある自分の真の価値を認め、それが今豊かさとして再び戻ってくることを知るときが来ています。

冥王星の反対側は4ハウス蟹座。
そのために幼少期、あるいは魂がまだ若かった時代に純粋に信じていたことにフォーカスすることが求められています。

過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは8ハウス射手座、そばに小惑星ジュノーが合。サウスノードの支配星の木星は逆行中で11ハウス水瓶座、月と合、5ハウスの太陽とオポジション。
かつて自分が属していた集団、あるいは家系や血族の中で、自分たちの真実にフォーカスして心の深いところから自分を肯定することができず、〇〇が足りないからと依存や支配の関係性を外側に作り出す傾向があったかもしれません。あまりにその傾向が根深いため、あなたがワクワクすると思って選んでいることや、多くの人に豊かな奉仕を与えられる活動も、どこかに根本的な「足りない」という感覚の影を帯びていました。

未来へ進む方向性を示すノースノードは2ハウス双子座、そのそばに小惑星セレスが合。ノースノードの支配星は5ハウス乙女座、小惑星ヒュゲイアと火星とステリウムになり、ヒュゲイアはノード軸に対してスクエア。
今はもっと自分の中にある別の意見、別の可能性に目を向けていって、それに集中して育む時期が来ています。そのためには、規則正しい睡眠や運動、特にハートに関わる癒しなど心身の健康を並行して行っていく必要があります。なぜなら、単に思考を変えても変わりにくいからです。

5ハウス乙女座の天体群に対して1ハウス逆行中の牡牛座天王星がトライン。
そのことによって結果として、より深いレベルで自分が世間に見せていきたい在り方が自分らしく変わっていくでしょう。

2ハウス双子座ノースノードに合の小惑星セレス、逆行中の10ハウス水瓶座の土星、6ハウス天秤座の金星がグランドトライン。
これから先優しい気持ちで育んでいきたい自分の才能。もしかするとそれは、過去に一度やっていた仕事や手を付けたこと、あるいは知っているけれど苦手だと思ったことと関わっており、結果として楽しみながら他の人の役に立つものでもあるでしょう。

ノード軸を調停する12ハウス逆行中の牡羊座キロンに対して6ハウス天秤座の金星がオポジション、さらにキロンは6ハウス天秤座の小惑星ベスタとオポジション。
やがて、これまで見てこなかったところにある傷を癒していくことで、再び自分の中にバランスの取れた情熱ある奉仕の感覚を取り戻していくはずです。

太陽と月はそれぞれ5ハウス11ハウスにあって29度、さらに逆行中の木星が月に合、そして2ハウス牡牛座のセドナがTスクエアを形成。
古い魂の記憶の中にある自分の中にある感覚と才能の在り処に照らして、ワクワクすることや貢献につながることを再考察すべきときが来ています。

かつて経験してきた魂の歴史の中にある様々な可能性の中から喜びと貢献につながる選択肢を育むときです。

※セドナについてはこちらで記事を書いています。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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