2021年7月31日牡牛座下弦の月~罪悪感を持たないで自分の喜びを表現することでかえって未来につながる健やかな創意工夫の土台ができるとき
2021年7月31日(22:15)牡牛座で下弦の月となります。この下弦の月の星読みをレポートしていきます。
魂の深い欲望と怖れを示す冥王星は、10ハウス山羊座、逆行中。11ハウス~12ハウスの魚座海王星と小惑星パラスとセキスタイル、アセンダント近くの準惑星エリスとスクエア。
これまで社会的に承認されてきた肩書や地位、実績が揺らぎつつ見直す時期に来ています。その肩書や地位、実績を維持していくために見えないところで色々な創意工夫を重ねてきました。しかしそれらは今、これから新しく見せていきたい自分の在り方に照らし合わせたときに、大きな方向転換を迫られています。
冥王星の反対側は4ハウス蟹座。
心の奥底にある、飾り気のない本音を汲み取っていくことが求められています。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは8ハウス射手座、小惑星ジュノーと合。サウスノードの支配星は水瓶座11ハウスで逆行中。
これまで自分の親族や民族、属している集団が正しいと思ってきた感覚的な理念、あるいはそうしたグループの中の長に当たる人の感性に基づく方針に対して、自分自身をとりあえずおいておいて服従するということが当たり前だったかもしれません。確かにその理念や方針は、あなたの周りの人たちにも恩恵をもたらすものだったかもしれません。しかし、その「恩恵」が本当に恩恵なのか? 見直す時期が来ています。
未来へ向かう方向性を示すノースノードは2ハウス双子座、そのそばに小惑星セレス、ノースノードの支配星は4ハウス獅子座水星、太陽と合(外合直前)。小惑星セレスは木星と緩やかにスクエア。
誰かの感情や感覚に合わせず、もっと自分だけの心の動き、自分が何を感じているかを、丁寧にくみ取っていくことが未来へ向かうときに大切になります。自分の感覚や感性に対してジャッジせずYESを言う慈母のような寄り添い方が大切になります。そのとき、周りの人があなたから当たり前に享受してきた恩恵をいったん手放し否定してもいいと知っておくことが大切です。なぜならそれこそが、隠れているけれど確かに存在する、心の奥底の飾り気のない本音を深く探求して肯定する一歩になるからです。そして、その本音はあなただけにしかない光を表現するための重要な手掛かりになります。
5ハウス乙女座の火星、金星、小惑星ヒュゲイアがノード軸に対してスクエア。乙女座の金星は1ハウスの牡牛座の月・天王星とトライン。
自分自身の快楽を追求することに罪悪感を抱かずに表現していくことが、結果としてそれまで見てこなかった不便さや不都合を改善していくきっかけになり、単なる贅沢だけに終わらない健やかな心の健康をもたらし、あなたがこれから先周囲の人たちに見せていきたい全く新しい在り方を健全な形でサポートしてくれます。
ノード軸に対して12ハウスの牡羊座キロン、10ハウス水瓶座の逆行中の土星、4ハウス獅子座の太陽・水星の合、6ハウス天秤座の小惑星ベスタが調停。
過去から未来へのシフトに当たって、見てこなかった過去(生)レベルの根深い絶望を癒し、自分が社会の中で演じている役割を見直し、あなただけにしかない光を見つけて表現し、周囲と調和しながら情熱をもって働くことが大きな助けとなるでしょう。
罪悪感を持たないで自分の喜びを表現することでかえって未来につながる健やかな創意工夫の土台ができるときです。