2022年2月8日牡牛座上弦の月~立ち去ろうとする過去の中に新しく欲しているものとの相似形を見出すことで着実な変化が足元から積みあがっていくことを感じられるとき
2022年2月8日牡牛座で上弦の月となります。この上弦の月の星読みをレポートしていきます。
身近な人との交流の中で培われてきた「なんとなく」の常識に基づいたセルフイメージが、もう一度再燃してくる時期です。それ自体は、楽しくてワクワクするような夢を見させてくれるものだったと思いますが、主体性のない「なんとなく」の感覚を少し見直すべき時期が来ているようです。
大切なのは、周りの意見を平均化してもっともらしい常識論に裏付けられたセルフイメージではなく、自分が心から・本音から納得できる真実に基づいて、自分が見えていない盲点になっているものを見出してくれる人々に出会うことです。
過去から引きずっている暗い気持ち、もしかすると自分自身の感情ではない誰かの感情への依存、そういったあいまいなものに基づいた怒りや恨みのような重い気持ちにとらわれるのではなく、思い切って新しく出会った人と交流し会話をしてみることで、より明るくて愛情深い未来に向かって一歩進めていくことが大切になります。
といっても、身近な人が悪いのではなく、過去の何気ない一言や一度あったトラブルに固執して、その人達の新しく変わった姿や意見に積極的に耳を傾けてこなかったことが問題なのです。
新しい出会いに向かっていく前に、今一度自分の身の周りにいる人たちの言うことに耳を傾けると、その言葉の中に純粋な喜びや気高い愛情を読み取ることができるはずです。
変化を求める気持ちが高まりますが、過去から蓄積されたものとの間を上手に工夫しながら活用していくことで、そうした変化の機運を取り込みやすくなる時期です。
「客観的」な事実に基づいて自分のセルフイメージを定めようとしているかもしれませんが、実際には、誰があなたを見るかによって、どうあなたを見るかによって、真実は簡単にひっくり返るものだと知っておくことが、過去から未来へのシフトに当たって重要になります。
過去を悪かったと断罪してしまうのではなく、新しく欲しているものに手を伸ばすときに、そうした過去の中から活用できるものがないかどうかを探してみる工夫をすることで、よりスムーズに自分なりの居心地の良い出会いを引き寄せられるでしょう。
立ち去ろうとする過去の中に新しく欲しているものとの相似形を見出すことで着実な変化が足元から積みあがっていくことを感じられるときです。