2021年4月27日蠍座満月(スーパームーン)~劣等感やコンプレックスを等身大に受け止めることで自分を安定的に変化させ新しい豊かさの源泉につながるとき
2021年4月27日(12:31PM)蠍座で満月となります。この蠍座満月は、月の近地点とも近い位置にあり、スーパームーンと定義する場合もあります。この満月の星読みをしていきます。
※月の近地点についてはこちらでも発信をしています。
魂の最も深い欲望と恐れを示す冥王星は山羊座6ハウス、逆行直前の留。
社会の中で負ったコンプレックスや劣等感が刺激されやすい時期です。自分が役に立っていないのではないかというおそれや恐怖が出てきやすい時期です。
冥王星は7ハウス水瓶座の木星とセミセキスタイル、9ハウス小惑星(準惑星)セレス・エリスとスクエア。
そうした自分のおそれや恐怖を助長するような人に出会いやすい時期でもありますが、同時に信念体系そのものをドラスティックに変えることでこのコンプレックスや劣等感から解放されるチャンスもやってきています。
過去から繰り返しているパターンを示すサウスノードは4ハウス射手座、その支配星は7ハウス水瓶座の木星。
幼少期に受け取った何らかの信念体系、あるいは小さいころに受けた指導の結果、こうしたコンプレックスや劣等感が生まれてきているのではないでしょうか。
冥王星の反対側は12ハウス蟹座。
まだちゃんと見ていない潜在意識の中にある素のままの感情を抱きしめることでバランスを取るべき時期が来ています。
未来にめざすべき方向性を示すノースノードは双子座10ハウス、その支配星の水星は牡牛座9ハウス、MCに合、金星と合。
家庭やローカルな環境で受け取った教育や指導だけが絶対ではなく、むしろ社会に出ていけば様々な選択肢と可能性があるということに気付き、それを具体的に自分自身の指標にしそのうえで自分の持っている体感覚に基づく魅力や才能に気付くことが、今目指すべき方向性です。
ノード軸に対して6ハウスの水瓶座の土星と8ハウスの牡羊座小惑星キロンが調停。
コンプレックスや劣等感は盛らずに客観視すること、自分が普段見ていない心の傷を直視していく勇気を持つことが、過去から未来に向けて進むときのサポートになります。
7ハウスの魚座小惑星パラスがノード軸に対してスクエア。パラスは魚座の海王星と緩やかに合。
過去から未来への旅路の中で、他の人から受け取る知恵の扱い方が重要になります。他の人がくれる知恵は確かに大きな夢を見せてくれたり癒しを与えてくれますが、それによってかえって過去の自分の固定化されたセルフイメージを強めるのだとしたら、今はむしろその知恵は毒になり得るときです。
満月軸は3ハウス9ハウス。9ハウス牡牛座の太陽は天王星と合、6ハウスの水瓶座の土星とスクエア、月は3ハウスの蠍座、冥王星は6ハウス山羊座で逆行直前の留。月は12ハウス蟹座の支配星。
劣等感やコンプレックスの扱い方において、それに支配されているのか、それとも客観視できているのかは全く違います。自分をドラスティックに変えていくために、劣等感やコンプレックスを盛らずに引かずに客観視することは、むしろより完璧さを実現するために必要です。そうなってはじめて、劣等感やコンプレックスのありのままの把握が生きてきます。今、劣等感やコンプレックスに支配されるのではなく客観視することで、自分が引き寄せられる選択肢の幅が広がります。それは今まで見てこなかった感情に気付いていくという真の豊かさにつながる行動です。
アセンダントは獅子座、MCは牡牛座、それぞれの支配星である太陽と金星は9ハウス牡牛座に入り、天王星を挟んで合。
自分を変えることで全く新しい豊かさに関する信念体系を持てるときがやってきています。
劣等感やコンプレックスを等身大に受け止めることで自分を安定的に変化させ新しい豊かさの源泉につながるときです。