2021年7月17日天秤座上弦の月~美しい基準に心を揺らしながら調整を重ねることで過去の固定された回路から抜けて安心できる具体的な土台を得るとき
2021年7月17日(東京時間:19:10)天秤座で上弦の月となります。この上弦の月の星読みをレポートしていきます。
魂の最も深いレベルの欲望と怖れを示す冥王星は12ハウスで山羊座逆行中で6ハウスの蟹座の太陽とオポジション、2ハウス魚座海王星とセキスタイル、4ハウスの牡牛座セレスと8ハウス乙女座ベスタとトライン。
これまで見てこなかった過去の自分の闇。その中では、今に続く望まない思考の回路が構成されています。この回路の中で生きることは、弱者だという気持ちを強化するけれど同時に恩恵(福祉)を得ることができたし、依存するという犠牲を通じて安全な土台を得ることができたかもしれません。しかし、そのような過去の回路の中をぐるぐる回るのではなく、心の底から安心できて自分の心を置いてけぼりにしない具体的な行動を取るべき時期が来ています。
9ハウス天秤座の月が、山羊座冥王星と蟹座太陽に対してスクエアのTスクエアを形成。
今心の中に芽生えている、自分が手を伸ばしてつかみ取りたい美しい基準があります。その基準は、もしかすると今の自分が美しくはないという気持ちを掻き立てるものかもしれません。しかしその痛みやもどかしさの中に、過去からの回路から脱して、自分自身を大切にする地に足の着いた在り方(心の健康や体の健康)するための大切な指針があります。それは確かに痛みではありますが、成長に必要な成長痛として通過点だと理解するといいでしょう。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは11ハウス射手座、小惑星ジュノーと合。
仲良しの人たちや属しているコミュニティの真理を盲目的に主張する傾向があります。その真理がが自分にとって大切なものだと思い込み過ぎているかもしれません。
未来へ向かう方向性を示すノースノードは双子座5ハウス、その支配星の水星は6ハウス蟹座。水星はサウスノードと小惑星ジュノーと1ハウス水瓶座の土星とヨッドを形成、2ハウスの牡羊座キロンとスクエア。
大切なのはもっと自分の心からワクワクすることにフォーカスしてみることです。誰かよりも優れているかどうかより、色々な可能性を見ても否定せず、ただ自分の選びたいワクワクを選ぶということ。それは結果として、今目指したい、心を置いてけぼりにしない安定した具体的な土台作りに役立つでしょう。そしてこれこそが、過去に主張したかった真理と他の人にとっていわば基準となるような役に立つあなたの在り方の間で絶妙なバランスを取りながら細かい調整を加えてくれるはずです。傷ついているなと思った心身の傷がうずいたとしても、調整の力を信じて加速化することで真の癒しが起きてくるでしょう。
アセンダントは水瓶座、その支配星の天王星は牡牛座3ハウス、MCは蠍座、その支配星の冥王星は12ハウス。
自分が普段隠している自分と対話すること、たとえば普段使っていない筋肉を動かしたり、見ていない感情や信念を見直してみることが、結果としてパワフルな変容を根底からもたらし、過去の回路を変えていける時期です。
美しい基準にフォーカスして調整を重ねることで過去の固定された回路から抜けて安心できる具体的な土台を得るときです。