2021年10月13日山羊座上弦の月~愛されるようとするあまりたとえ苦しくてもつけてきた仮面の奥にある古い業績を柔軟にアップデートしエレガントに前進してくとき
2021年10月13日山羊座で上弦の月となります。この上弦の月の星読みをレポートしていきます。
自分がこれまで周りに対して見せてきた大人の顔、時に感情を押し殺して見せてきた在り方への執着が強まる時期です。その在り方は、自分の才能や資源に対する父祖の時代からの期待や夢に支えられたものでした。しかし今、身近な人と交わすざわざわするような会話の中でふと感じる違和感や、平和的な行動を促そうとする信念と葛藤を起こしています。
敵であれ味方であれ出会う人の感情、本音に心を向けていくことで、この膠着状態から抜け出すバランス感覚を持つ必要があります。
過去のあなたは、友人や仲間に愛される自分でなければならないと思って、誰か別の人が持っている理想や思想をそのまま受け入れ依存してきたかもしれません。なぜならそれこそが、経済的にも恩恵があったからでしょう。
しかし、これから進むべき方向は、誰に認められなくても自分一人の中で燃やし続けることのできる情熱を好奇心を持って探求することです。そのために、表面的な調和にこだわらず色々な信念や思想をエレガントに渡り歩く技量が求められています。
過去から未来へのシフトに当たってキーとなるのが、経済的な恩恵をもたらし自分の才能として認められてきたことを改めて比較検討の上で新しい視点から客観的に再定義してみる試みです。たとえば、調理師の免許を持ち学校で給食の仕事をしていて喜ばれていたという場合、調理師という免許が生きる仕事は1つではないと気付いて、色々な可能性を比較検討し、新しい働き方・活かし方を考えてみることです。
過去にやってきて経済的な恩恵も社会的承認も得てきたリソース(才能や資金)と、全く新しく生まれつつある自分のセルフイメージを建設的にすり合わせていくと、色々な可能性の比較検討と新しい視点からの再定義がおのずとできるはずです。
こうした過去から未来へのシフトにあたっては、いったん過去のものになった自分の古いペルソナを引っ張り出してきてイメージしてみてもいいでしょう。たとえば、小さいころ毎日兄弟のためにお弁当を作っていたという場合、調理師の免許を活かすためにお弁当のYoutube動画を配信してみるなど、かつてやっていたことをらせん状にシフトアップさせて、今の時代に合う形に変えることです。特に、美意識という観点を持つことで一貫した世界観を持たせて過去と未来をスムーズにつなぐことができます。
愛されようとするために友人や仲間の信念に自分を従わせてしまうのではなく、譲れないと思ったところは自己主張の力を強め、徹底的に自分の内なる好奇心を育むことが大切になる時期です。
愛されるようとするあまりたとえ苦しくてもつけてきた仮面の奥にある古い業績を柔軟にアップデートしエレガントに前進してくときです。