2022年3月10日双子座上弦の月~ かつての体験の中にネガティブさだけではなく自分の情熱を見出すことで自他の喜びをすり合わせていく安定した土台をつくるための意識の転換をするとき

高橋ともえ

2022年3月10日双子座で上弦の月となります。この双子座上弦の月の星読みをレポートしていきます。

幼少期の思い出や家系の過去、自分自身の魂の奥底にある記憶の中にある「犠牲になった」という感覚が刺激されやすい時期です。自己犠牲的な囚われの中で、家庭のために無私の奉仕をしてきたかもしれません。場合によっては、健康を損ねるくらい働いた経験があったかもしれません。しかし、その「犠牲になった」という感覚を、「それだけ自分には情熱があったんだ」という気づきに変えることで、エネルギーを高めて過去から未来へのスムーズなシフトもできる時期でもあります。

自分がコンプレックスに思うこと、割に合わないなと思ったこと、苦しみ悩んだことそのものは悪いことではなく、むしろ経験と知恵として活用できるはずのものです。しかし、こうした苦しみが自分のセルフイメージをネガティブなものに固定してしまっていたため、エネルギーが活用できない時期が続いていたようです。

起きたこと・起きることを変えようとするのではなく、それらに対する自分の定義を変え、常に喜びと情熱を見出せるような解釈と心の安定感を自分自身で保つことが吉になります。

ただし、自分の満足感やワクワクだけにフォーカスすると少し焦点がぼけやすい時期なので、自分の満足感とワクワクが他の人も納得できるような真実味と心の満足につながるかどうかをチェックしてから行動に移していくと、自分だけしかできない奉仕を地に足の着いたかたちで広げていくことができるはずです。

いわば、大好きで自信のある自分の手料理をそのままの形で提供するのではなく、より多くの人がスムーズに楽しめるようにレシピに落とし込んだり仕組みにすることで、自分の喜びと他の人の喜びを両立させていくことが求められており、そしてそのチェンジのための気づきを得ることができるタイミングです。

かつての体験の中にネガティブさだけではなく自分の情熱を見出すことで自他の喜びをすり合わせていく安定した土台をつくるための意識の転換をするときです。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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