2021年6月2日魚座下弦の月~心ある信念を掴むために新しい可能性を開いてくれる人とのコミュニケーションを通じて人生の目的を癒すとき
2021年6月2日(AM4:24)魚座で下弦の月となります。この下弦の月の星読みをレポートしていきます。
魂の深い欲望と怖れを示す冥王星は3ハウス山羊座で逆行中、5ハウスの魚座海王星・小惑星パラスとセキスタイル、9ハウス蟹座火星とオポジション、8ハウス逆行中の双子座水星とクインカンクス。
なんとなく目にしたり耳にするもっともらしい常識的な意見を無批判に自分の意見としてしまう傾向があり、いつでも揺らがない自分の信念をこれまでなかなか持てなかったかもしれません。そんな傾向に対して今、見直しが入る時期です。頭で騙して信じる信念ではなく、自分が心から納得できる情熱を伴う信念を持つことが大切であり、そのためにこれまであまり見つめてこなかった自分の深層心理を見直したり、先祖の情報に目を配るという必要があります。キーとなるのは、心から楽しいと思える夢の創造にもつながる叡智に照らし合わせることです。その叡智は、あなたのこれまでの常識と、これから先、心からワクワクして追いかけたくなる信念との間を調和させてくれるはずです。
過去から繰り返すパターンを示すサウスノードは射手座1ハウス、その支配星は4ハウス魚座の木星。木星はノード軸に対して緩やかにスクエア。
自分が正しいと思う在り方に固執する傾向がありました。この傾向は、もしかすると幼少期の家庭環境の中にその根っこがあったかもしれません。おそらく養育的な立場にある人からそうした態度を植え付けられたのかもしれません。漠然とセルフイメージの中に居座っている「〇〇べき」という思いが過去から未来への進化を拒んでいるかもしれません。
未来にめざすべき方向性を示すノースノードは双子座7ハウス、ノースノードには太陽が合。太陽はMCの支配星。ノースノードの支配星は8ハウス逆行中の双子座水星。
水星は8ハウス双子座金星と緩やかに合、金星は、4ハウス魚座の木星とトライン。
大切なのは、いったん「べき論」を保留にして、パートナーや出会う人とのコミュニケーションに集中していくことです。それこそが、今このときのエネルギーの目指す方向性でもあります。そして、そのコミュニケーションの中から受け取った情報を内面で精査していくことです。自分の深層心理や親族のルーツなどを深掘りしていくことで、新たな魅力や喜びを発見する可能性があります。それは、あなたに「べき論」を押し付けた幼少期のあいまいな記憶の中にある家庭や親族ではなく、もっと深いところであなたを支えている祖霊のようなものからの導きです。
ノースノードの支配星の水星(および金星の合)に対して、5ハウス魚座の海王星と小惑星パラスがスクエア。
ただし、その祖霊的な導きのメッセージは、あなたが心から楽しいと思える夢の創造との間で葛藤や混乱をもたらすものかもしれません。ワクワクがあまりに強すぎると、大切なメッセージを曲解する可能性があることは留意しておきましょう。
ノード軸に対して逆行中の3ハウス水瓶座の土星と、5ハウス牡羊座の小惑星キロンが調停。
いずれにせよ、少し苦手だと思うけれど客観的な認識を持つこと、率先して行動することへの傷の疼きが、安定した過去から未来への進化をサポートしてくれます。
ディセンダントに牡牛座の天王星が合。天王星は3ハウス土星とスクエア。天王星は魚座の月とセキスタイル。
新しい変化は、パートナーや一対一で出会う人によってもたらされる可能性があります。仮にその人たちとの会話が、自分にとって耳が痛いものであったり、批判的なものであったとしても、あなたを強力に変化へと導き、心を変えていきます。
アセンダント蠍座の支配星・副支配星は山羊座冥王星・蟹座火星の9ハウス3ハウス軸、MC獅子座には小惑星ヒュゲイアが合、その支配星の太陽は7ハウスで双子座でノースノードと合。
お仕着せの常識ではなく心を伴う信念を獲得するためには、新しい可能性を開いてくれる出会う人とのコミュニケーションに集中すべきであり、それが結果として人生の目的そのものに対する癒しとなるときです。
心ある信念を掴むために新しい可能性を開いてくれる人とのコミュニケーションを通じて人生の目的を癒すときです。