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[つぶやき]星が人に語りかける時代から、人が星に語りかける時代へ

実はシュタイナー自身は(当時使われていた)占星術に対しては否定的だったと言われているけど、文献を読んでみると、周りにいた数学者や天文学者にホロスコープを出してもらって、そのホロスコープを使った出生図の解釈などもしている。

ここ最近、占星術に関する人智学系の人々の本を読むことが多くなってきているのだけど、強烈に印象に残っているシュタイナーのことばがこちら。

星々はかつて、人間に語りかけていた。しかし今、星々は沈黙している。それは、変えられない運命である。

星々が沈黙しているということを意識するのは、この地上の人間にとっては苦痛である。

しかしこの深い沈黙の中で、人間の方から星々に語りかけるべきものが成長し成熟する。

この語りを意識することは、アートマン(霊人)を強めることになる。

ちょっと難しい言葉なんですけど、これはシュタイナー自身の時代観・人間観が出ています。

過去において私達は、星々(天界の霊的指導者)からインスピレーションとエネルギーを受け取り、それに基づいて地上での生を営み、文明を作ってきました。

しかし今、時代が変わり、親しく星々が私達に語りかけることはなくなりました。
この「星々の沈黙(星々から人間への直接的な指導や介入がなくなること)」は、一方ではかつての親しい星々との交わりを失うことであり、人間にとっては痛みを伴うものでした。

ですが、まさにこの沈黙があるがゆえに、人間は地上で自由で自立した存在となる可能性を得ることになります。

それが、シュタイナーがアートマン(霊人)と呼ぶ、天界の指導者である天使たちにも成しえない、地上の人間だからこそできる成熟と成長の完成形を達成すること。

そしてその地上の成果を、天界へ持ち帰ることなのです(人間が星々に語りかける、ということ)。

* * *

今、占星術がブームで、日本でも色々な流派やスタンスが次々紹介されています。

私が思うに、占星術のある流派は、その流派が生まれた時代背景や国・文明と密接に関わっているため、それらをただ単に「伝統だから」という理由だけで踏襲するのはちょっと違うかなーと思っています。

特に、「星々が人間に語りかけていた時代」の占星術をそのままこの現代の私たちが実践することは、時代遅れの善すなわち悪になるのではないかなと思います。

特に最も大きなテーマが、人間だけが持っている「自由」の侵害です。

人間にあって天使(地上の生を経験しない霊的存在)にないもの、それが自由であり、ご存知のようにシュタイナーはこの自由をすごく重視した人でした。

今の時代に必要な占星術は、人間が星々に語りかける、つまり、人間がこの地上で生きた経験と体験を天界への捧げるという発想から組み立てられている占星術、成長と解放のための占星術なのだと思います。

運命論的な占星術、いわゆる「当たる・当てる」占星術や、過去のある一時代の占星術を盲目的に復古させるのではなく。

これは、どういうスタンスで占星術を扱うのかという問題に深く関わってくると思いますし、すべての人がシュタイナーの言うような意見に同意しないでしょう。※どういう視点から占星術を扱うのかということすらも自由ですしね。

しかし、私自身が今、ヘリオとジオを組み合わせたり、サイデリアルとトロピカルの関係性を研究している中で、明らかにこの、「星々が人間に語りかけていた時代から、人間が星々に語りかける時代へ」という変化を感じずにはいられません。
※詳しい具体的な分析はまたどっかでつぶやきますね。

今微妙に忙しいはずなのですが(笑)、なんか色々思考が降りてくるときはサクッと書き溜めたくなりますね。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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