占星術コラム

2024年7月3日新円切り替え。ホロスコープを読んでみた。

高橋ともえ

2024年は新円切り替えですよ~!と言われておりましたが、なんと7月3日に新円切り替えとなりましたね!

さっそく、正午でチャートを出してみたのですが、とても興味深い配置がいくつもありました。

2024年は、新しい紙幣の発行がありますのでかなり変化するだろうと思っていますが、
まさかのこの、土星と海王星のダブル逆行の時期にあててきたとは・・・!

なんだか、すごいですねぇ(笑)

土星は6月30日から、海王星は7月2日から逆行。

新円切り替えで注目される渋沢栄一は、論語(東洋的な倫理)と算盤(経済)。

日本はもともと経世済民=経済であり、西洋のグローバリズム的な資本主義とは少し違う歴史を持ちます。古くは、近江商人や伊勢商人が活躍した江戸時代から続く伝統への回帰。

そして、これまで一万円札の顔だった福沢諭吉と言えば、脱亜入欧。アジアを脱してヨーロッパに入る。

私の出身大学の創始者であれですけど(笑)、もう今の時代は完全に逆の方向に変わったなと思います。つまり、東洋の時代になっているということです。

時代の変わり目には、どうしても上に行く人、下に行く人、運命のシャッフルが起きやすいです。

前回、新円切り替えの時は戦後の激動期、あれで裕福な人たちがあっという間に一文無しになったわけですが

円安による円の価値の下落によって日本円でしか資産を持たない人たちが苦戦する可能性が予想されています。

2024年7月3日の星を見ると、太陽は蟹座にあり、ノード軸に対してスクエアw
なかなか・・・ですねw

しかもこの太陽が、山羊座の逆行するセレスとほぼオポジション。
つまりこの時期、太陽から見てセレスと地球が合に近づく時期なのです。

2023年の春分の星読みで、セレスが注目だとお伝えしておりましたが、日本の新円切り替えでも、セレスは重要なポジションにあります。

旧来の男性中心的・男尊女卑的な労働観の見直し、あるいは、
あらゆる労働にランクをつけ富を差別的に分配することへの母性中心の民衆意識による見直し。
ノードに対して蟹座の太陽がスクエアなので、生活を大切にすることができるかどうかが、この新しい紙幣の時代に大きなキーとなりそう。

サウスノード天秤座は、悪しき平等主義や同調圧力からの脱却を促し、ノースノード牡羊座は、パイオニア的にイニシアチブを持ち自発的に行動する人、たとえば起業したり自分なりの個性を生かした人生を歩もうとする人へのエールを送ります。

サウスノード支配星の金星は外合を経て、最も深く冥界に降ったイナンナ(イシュタル)が、
宵の明星として現れるべく上昇を始めています。

ノースノードの支配星火星は、太陽や金星と協調的な角度をとりつつ、豊かさと自己価値にこだわる牡牛座にあり、逆行の土星とも協調。
そして、火星の正反対にあるのが、蠍座の逆行中のパラス。
古い共同体の新しい蘇り。
江戸時代的な循環型社会が、何周も回って、もう一度復活するのかもしれません。

明治期のヨーロッパ人の中には、当時の江戸時代の循環型経済システムに感嘆した者もいました。

世界史的には、1924年からシュタイナーの農業講座でオーガニックの歴史が始まったと言われていますが、当時たくさんいたオーガニックのパイオニアたちの中には江戸時代末期の日本のエコシステムに影響を受けていた者もいました。

・・・ホロスコープに戻ります。
月は双子座にあり、正午時間ではほぼ木星と合。

そして、逆行の水瓶座冥王星が獅子座の水星とオポジション。

AIなどのテクノロジーによって
真の創造性に対しての挑戦と新しい変容が起き、
それが月と木星の双子座に関わることで、
豊かさの鍵になるのは、マインドの変容と
テクノロジーの活用かもしれません。

たとえば、AIによって、これまでは英語で情報発信ができなかった人が、簡単に音声を合成して、世界に向けて自分たちを表現できる時代が来ています。
※私も、最近ある方のサポートで、流ちょうな英語の合成音声を作成する機会があったのですが、本当に、通訳や翻訳の仕事はなくなる可能性高い!

とにかく色々と面白い配置があり、これだけでもいろいろ語れますが、

日本にとって今回の新円切り替えは、むしろ東洋的なものへ、
古いアイデンティティへ、オクターブ上の回帰を果たすようなきっかけになりそうです。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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