占星術コラム

運命は星と人が交差するときに生まれる。人を見て星を見ることの重要さ。

高橋ともえ

星と人が交差するときにはじめて、運命が立ち上がってくると思っています。


だから、人を抜かして星だけで吉凶は言えないと思う。


厳しい配置と言われている星の配置でも、全く影響を受けない人もいれば、すごく大きな影響を受ける人もいます。

たとえばマンデン占星術でも、国によって状況は異なってきます。ほぼ似たような配置になる隣国同士でも、状況が全然違ってくるのは、結局ひとつひとつの国の歴史と指導者と国民が違うから。

占星術は、アストラル体の情報を主に読んでいると思うのですが、アストラル体まで人間と同じ動物と人間の違いは、人間には自我があることです。

人間の場合、その人が過去生で、あるいは今回の人生のこれまでに、どんなふうに生きていたのか? ということの取り組みが、自我の中に有り、自我がアストラル体を変容させます。

星(アストラル体)はいわば容れ物なので、出生図(ホロスコープ)として算出できます。自我は、こういう計算できるような形で可視化できません。

アストラル体までしかない動物は、人間の言う自我がないので、ある意味では共通の運命、犬の運命、猫の運命のようなものを生きています。

でも自我がある人間は、その人間の自我次第で、アストラル体の状態や作用は変わってくるのです。だから、アストラルツイン(ほぼ同じ誕生日、出生地の人)であっても、全く同じ人生にならないです。

人の自我と自我の働きによる星のエネルギーの変容や昇華を考慮に入れないと、占星術の鑑定が押し付けと呪いと虚言になるなあと思います。

アストラル体という「外側」だけを見て吉凶を判断するのではなく、常に人、そしてその人の体験や内的な生活とセットで星を見ないと意味がないなと思います。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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