占星術コラム

準惑星エリスの動きが面白い~太陽系のパラダイムシフター

高橋ともえ

準惑星、dwarf planet って最近の西洋占星術の世界では結構注目されています。かくいうセレスも、実は今は厳密にいうと(天文学的にいうと)準惑星扱いなのですよね~!

さて。その準惑星エリスですが、個人のチャートでも時々際立った配置になっている方がいて、そういう時は考慮して解釈したりしています。

※以前こんな記事書いてみた~!

小惑星(準惑星)エリスの占星術的な意味について~黄金のリンゴと金星の闇先日、アストロマップの鑑定を受けてくださった方からの小惑星(準惑星)エリスに関する質問がありました。 その時、ちょうど何か降りてき...

そんな中、最近TMA(The Mountain Astrologer)にエリスをフィーチャーした記事が掲載されたり、単著が売られていたので取り寄せて読んでいますが、エリス=パラダイムシフター(paradigm shifter)という切り口があると聞いて「なるほど!」と思っています。パラダイムとは、ざっくりいうと、特定の時代や分野において支配的な規範となる「物の見方や捉え方」のことです。

エリスがかかわると、そもそものパラダイムが変わってしまう!のだそうです。

神話でみると、エリスは「美」に対する物議を醸し出し争いの原因を作った女神。一見不調和を生み出しながら、より高い次元での調和を作り出そうとする女神です。

エリスはその軌道を見ると冥王星を超えて海王星に接し、かなり楕円形に近い軌道になっています。

エリスの公転周期は556年もあります。長いですよねぇ~!

エリスが強く効いている人達はたくさんいますが、たとえばケプラー、アインシュタインなど、科学史に名を遺す著名人の名前が挙がっていました。

ちなみにシュタイナーの出生図を出してみたら、なんと魚座の太陽とエリスが合! 霊学の改革者って感じです。(シュタイナーの誕生日は2つの候補があり、2月25日説と2月27日説がありますがどちらで出しても合ですね~)

なお、エリスについてはここ数年(2019年~2021年にかけて)、冥王星とのスクエアを形成していたり、四季図で特徴的な配置になっていたりするので、また記事を改めて書いていきたいと思います。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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