2021年5月20日獅子座上弦の月~居心地の良い自分像を作ってきた信念を見直し自分の魅力に客観的な新しい価値を見つけるとき
2021年5月20日(4:12AM東京時間)獅子座で上弦の月となります。この上弦の月の星読みをレポートしていきます。
この上弦の月は今年2回目の獅子座での上弦の月です。
※前回の獅子座上弦の月の星読みはこちら:
魂の深いレベルでの欲望と執着をあらわす冥王星は山羊座9ハウス、逆行中。1ハウス牡牛座太陽とトライン。
かつて設定してしまった信念が固定観念となって生きる目的を決めてきたかもしれません。それ自体はとても居心地の良い自分像を支えてくれていたのですが、今、この固定観念を見直す時期が来ています。
冥王星の反対側は3ハウス蟹座。
見直しのために、気のおけない人たちとの何気ない会話や、感情ベースのおしゃべりや井戸端会議に耳を傾けることで、様々な可能性を収集していく姿勢が求められています。
過去から繰り返しているパターンを示すサウスノードは7ハウス射手座。
おそらくかつて設定してしまった信念というのは、自分を導いてくれたパートナーや、何らかの理念を謳っていた他人、自分が仰ぎ見て指針にしていた誰か、なにがしか対等ではない関係性に由来しているのかもしれません。
サウスノードの支配星の木星は10ハウス魚座、4ハウス獅子座の月とオポジション。
これまでのあなたは、まるで両親からの教えのように、その信念を守り続けていたかもしれません。なぜなら、その信念を守り続ける限りにおいて、あなたは無邪気でわがままな子供のままでいられたからでしょう。
未来にめざすべき方向性を示すノースノードは双子座1ハウス、その支配星の水星は双子座2ハウスにあり、11ハウス魚座の小惑星パラス・海王星とスクエア、7ハウス小惑星ジュノーとオポジション。
しかし今は、そうした信念に支配されない「本当の自分とは何者なのか」という認識を新たにしていくことが未来に向かう道です。それは、普段仲良くしている仲間やSNSで喧伝されているあいまいな夢や上の人に従順な良い子ちゃんでいるための世間知とは違う自分像です。こういう自分像を知ることではじめて、自分が唯々諾々と従っていた(対等な関係性にない)パートナー的な存在に対して、真の自己主張をすることができるでしょう。
ノード軸に対して10ハウス水瓶座の土星(逆行直前の留)と、12ハウス牡羊座の小惑星キロンがそれぞれ調停。5ハウスの乙女座小惑星ベスタがスクエア。
自分のキャリアあるいは肩書に対して感じているプレッシャーや、隠されたところにある心の傷が過去から未来へのシフトにサポートを与えてくれます。その際に大切なのは、自分を犠牲にしてもいいくらいコミットできる(仕事や活動への)情熱があるかどうかを見極めて、そこをないがしろにしないということです。何があっても立ち上がっていけるくらいの強い情熱がポイントです。
獅子座の月は蟹座の火星によって支配され、その火星はアセンダント近くの牡牛座天王星とセキスタイル、11ハウスの魚座海王星と小惑星パラスと緩やかにトライン。
無邪気でわがままな子どもの意識はそれ自体が悪いわけではありません。もし、この子供の意識を創意工夫して成長させていけたら、固定化されてしまった自分像をドラスティックに変化させることができます。それは結果としてあなたの周りにいる人達やコミュニティにとっても好ましいものとして優しく受け入れられるでしょう。
アセンダント牡牛座の支配星金星は1ハウス/2ハウスにあり、MC水瓶座の支配星である10ハウスの水瓶座とトライン。
これまでのすべてがダメなのではなく、形だけのものになってしまった信念を見直して自分とは何かということを追究し、自分自身の魅力を社会的に通用する客観的な指標で打ち出すことで価値が生まれるということを知るときです。
居心地の良い自分像を作ってきた信念を見直し自分の魅力に客観的な新しい価値を見つけるときです。