2021年12月19日双子座満月~自分の才能や資源を特権を維持するためではなく範を示すために輝かせるとき

高橋ともえ

2021年12月19日(1:35PM)双子座で満月となります。この満月の星読みをレポートしていきます。

社会の中で達成してきた肩書とそれに付随するメリットに執着したい気持ちが高まる時期です。何らかの特権的な立場に対する甘えが出てきやすいときです。それは、多くの人の潜在意識の中で物議を醸しだすものでもあり、健全な働き方や労働環境、心身の健康に対して対立を生むものでもあるでしょう。

自分もその他大勢の人と何ら変わらない立場なのだということを思い出し、ごく身近な人々の意見や見解に心から耳を傾けることが求められる時期です。

これまで自分の立場や肩書を保証してくれていたのは、ひょっとすると配偶者や、何らかのリーダーシップを握ってくれる誰かだったかもしれません。そういう人をパートナーとして寄り縋っていた可能性があります。確かにそのおかげで社会的に見てとても大きな恩恵を受けていたことは間違いありません。

しかし、これから先重要になるのは、自分がひとりで立っても通用するかどうかということ、誰かのトラの威を借りなくても十分人から好かれ、好印象を持ってもらえるかどうかということです。そのためにこそ自分自身の中にある慈愛の精神を思い出し体現する時期です。

かつて属していたコミュニティの中で良いと言われていた叡智や知恵、何らかの技術が、もはや今のあなたにはふさわしくないものになりつつあります。いくら友人や知人がそれが良いと言っていても、自分の在り方と反するものであるならば、思い切ってそこにある欺瞞を打ち破る必要があります。

社会の中で達成してきた素晴らしい実績は、特権のために使うのではなく、多くの人に対して公正な模範を示すために使うべきです。それができれば、単なる甘えや根拠のない楽観主義に陥らず、自分の才能や資源を未来の自分の在り方のために振り向けていくことができるでしょう。

達成してきた実績を特権維持のためではなく範を示すために使い自分の才能をなりたい自分をつくるために輝かせるときです。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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