2018年11月1日1:40 獅子座下弦の月~ハートが動く未来の光へ向かいながら飛び出すタイミングと場所を周りから教えてもらうとき

高橋ともえ

2018年11月1日、1:40獅子座で下弦の月となります(東京時間)。今回の下弦の月の星読みです。

この記事の目次

2018年11月1日 1:40獅子座下弦の月のホロスコープ

2018年11月1日獅子座下弦の月のホロスコープ

2018年11月1日 1:40獅子座下弦の月の星読み

最も深いレベルでの欲望と執着をあらわす冥王星は、山羊座5ハウス。
これまで感じてきた、ステイタス、社会的な達成・実績などに裏付けられた特別な自分でいられることへのこだわりが強まっています。

冥王星は、小惑星ベスタと合、ディセンダントの魚座海王星とセキスタイル。
ある意味でそれは、他者から抱かれている幻想の自分なのですが、それがいつしか強迫観念のような義務感とセットになってしまったのかもしれません。もちろん、そのようにして受け入れた自分の役割は、あなたに権威とそれによる称賛という一定の成長と喜びを与えてはきたのですが、徐々にこのパターンは過去になりつつあります。

冥王星の反対側は、蟹座11ハウス。
このパターンを終わらせるべく、あなたを温かく受け入れてくれる仲間からのコーリング(呼びかけ)に応えるときがきています。その仲間たちは、あなたの達成してきた社会的地位や実績ではなく、ただあなたの発している雰囲気を感覚的に好いてくれている人たちでしょう。

冥王星に対して、2ハウス天秤座の小惑星セレスが緩やかにスクエア。
他者目線でみた自分の資質を育むことで、過去のとらわれを少しずつ手放していける時期です。

過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは、5ハウス水瓶座。
正しいか正しくないか、客観的に証明できるかどうか、にこだわることがあなたの美学だったかもしれませんが、

未来に向かうべき方向性を示すノースノードは11ハウス獅子座、下弦の月がゆるやかに合。
もっと感情的になってよいよ、もっと弾けてもいいんだよ、という未来からの創造的な衝動が、あなたの感情を深く緩ませてくれるでしょう。

獅子座の月&ノースノードの合に対して、2ハウス蠍座の太陽と逆行中の金星がスクエア、8ハウス牡牛座の逆行中の天王星がスクエアの不動宮のグランドクロス。
この未来からの創造的な衝動に応えていけば、自分の持っている才能と他者の持っているリソースに対する建設的な見直しと変化が起きてきます。突然の電撃的な引き上げが起きたり、自分の中にあった気づいていない美質に気づくでしょう。「なぜ私がそれを?」と困惑するようなオファー(あるいは何らかの強制的命令)をもらったり、「私ってこういうことに向いているから」という定義が崩壊したりすることで、かえって大きな(良い)変化が見込めるときです。

2ハウス蠍座太陽に対してディセンダント上の魚座海王星がトライン。
今来ている一見無茶ぶりのように思える他者からのアプローチは、混乱させるものではなく、むしろあなたの深い潜在意識の鏡であると思って受け止めてもよいときです。

4ハウスの山羊座土星が、2ハウス蠍座・8ハウス牡牛座軸の天体を調停。
あなたがこれまで安心感を覚えてきたフィールドを無理に離れることはなく、むしろそのような安定感が、今回の自分の才能と他者のリソースの間で活発に起きている深い新陳代謝を支えます。

MCとASCのルーラーである水星は、3ハウスにあって射手座入りした直後で、蠍座後半の木星と合。獅子座下弦の月とトライン、逆行中の魚座のキロンとトラインで、ゆるやかなグランドトライン。
これまでずっと深掘りして探求してきた自分なりの真実を、これから広く伝えていく時期が来ているということを射手座入りした直後の水星が伝えています。水のサインの終わりと火のサインのはじめにある天体群の間で調和を示す動きが形成されているけれど、逆行中の天体もあるので、イメージとしては、まだ完全に水中からは出てきていないけど、光のあたる水面近くを泳ぎながら、最も飛び出すのに適した広い場所を探しているような状態。

水星に対して、8ハウス牡牛座の逆行中の天王星が150度。
この下弦の時期はまだ、何かを大々的に打ち出す直前の葛藤が出てきやすい時期です。それは、他者から要求される訓練的なツッコミとして出てくるかもしれません。悩ましさもあるでしょうが、これをむしろ洗練の機会と受け取って応えてみることがおすすめです。

9ハウス逆行中の牡牛座ジュノーと、1ハウス乙女座パラスがトライン。
最終的には、自分の理想を創意工夫しながら伝えることができる時期です。

6ハウス水瓶座の火星が3ハウス蠍座の木星にスクエア。
多少ワーカホリック・批判的になりがちな時期なので注意は必要ですが、少し怖さを感じるような未来に思い切って飛び込む直前の、ブラフでもいいから言ってみる、という思い切りの良さに転換していきましょう。

2018年11月1日 1:40 獅子座下弦の月の星読みまとめ

獅子座の下弦の月がノースノードに合となりました。

ここ最近の上弦の月、満月と山羊座冥王星は5ハウスにあり、権威によって得られてきた自分の特別感への取り組みが促されていましたが、いよいよ感情が動いて、未来にコミットする!という決心がハートのレベルからできそうです。

もっとも、まだまだ打ち出す・水面から出てくるという時期ではなく、水面下での手放しの時期ではあるのですが。

今回の獅子座下弦の月では、感情がYESを言う方向性が未来の方向性に重なっていますので、ここを羅針盤にしつつ、他者からもたらされる揺さぶりや混乱が、一見そう思えなかったとしても、建設的な未来に向かうための形を変えた祝福だということを意識しておくことがよいでしょう。感情だけで未来に向かって突っ走りたくなりますが、まだもう少し、水面下での調整を続ける時期です。

ただ、何らかの宣言(アファメーション)は、先取りしてもOKです。既に射手座に入った水星は、射手座木星時代の先取りのためにこの領域から情熱の光を送ってくれています。そのようにして起こしたアクションに対して、周りからやってくるリアクションは、これから先あなたの未来へのシフトにとって建設的に役立つものになるでしょう。

ハートが動く未来の光へ向かいながら飛び出すタイミングと場所を周りから教えてもらうときです。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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