[つぶやき]思考を貯める~自分がなりたい・ありたい人や場所に足を運ぶ
昨日、近江八幡にあるラ・コリーナ近江八幡に行ってきました!
>>>ラ・コリーナ近江八幡
滋賀県を代表する有名なお菓子屋さん・たねやが作っているコンセプトショップ。その計画は壮大で、近隣の里山の開発も視野に入れつつ、数世代にわたる事業になる予定なのだそうです。
今や、この近隣では「たねや渋滞」と呼ばれるほどに車が混んで混んで仕方ないのだそうです・・・。
※私たちが行った時も、かなり混んでいました!
ちなみにたねやの所在地って、近江八幡市の中でもかなり田舎です。それでも、今や滋賀県で一番観光客が来ている場所になっています!※2位は黒壁のある長浜市ですね~。黒壁、追い抜かれちゃった・・・。
たねやのすごいところは2つあります。1つ目は、徹底的に世界観を作り込むことで、地理的な条件が悪くても人が寄ってくる場所になっているということ。
たねやは、単なるお菓子の販売所ではなく、畑があったり、里山があったり、植物を販売している花屋があったりと、たねやが大切にしたいもの、たねやのお菓子が作られている舞台裏すべてがあります。そして、それを、イタリア人のデザイナー・建築家の人が統一的なコンセプトのもとで一つ一つ具現化しています。それこそ、ディズニーランドと同じで、ゴミ箱に至るまで一切手抜きナシ!です。
こういう世界観の徹底、一貫していて矛盾のない場所というのは、それが好きで好きでたまらない人を引き寄せるんですよね。
そしてもう1つのたねやのすごいところは、近江商人イズムを体現しているところ。
たねやは、私的には近江商人イズムの象徴というか、近江商人的なビジネスをしている企業だと思っています。
私自身、婚家が近江商人で、江戸時代に創業した家業が(別の親戚に継承されて)今でも続いているということもあって、少なくとも100年以上続く事業というのがどういうものか、というのに興味があります。
で、ラ・コリーナ近江八幡を見ていて感じるのは、常に成長し続けている、というところが長く続けるコツなのだと思います。
ラ・コリーナ近江八幡は、実はサグラダファミリアみたいにまだまだ建設中です。それどころか、内装の工事とかをファンの一般人を募って巻き込んで一緒にやってしまうというすごい戦略を取っていますw
お菓子の味も、日々変わっていきます。1年前まであった商品がなくなって、新しい商品が出ていたり。
老舗というと、いつも同じ味、同じ商品が出てくるものと思ってしまいますが、実際のところたねやでは、定番ものであっても少しずつ味を変えているのだそうです。
親戚に継承された婚家の事業も、非常に古いビジネスではあるのですが、いつも新しいチャレンジをしています。
長く続けようと思ったら、常に成長したり変化をすることを拒まないことが重要だということです。
よく、現状維持は退化といいますが、まさにそんな感じです。変化し続けるから続くのです。
だから、人生で折り返し地点に来たかも・・・とか、今やっていることがそろそろ終わりかも・・・と思うときは、こういう変化を自分で作っていく時期なのでしょうね。
たねやから私が受け取りたかったのは、世界観の徹底と、成長しながら続けていく意欲でした。思考を貯めたいので、こういうお手本になるところに足を運ぶのはとてもいいことなんですよね。