植物のメタモルフォーゼと変容のためのエネルギーを与えるバーテックス
今、「ICとバーテックスと月を輝かせる方法オンラインミニ講座」をリリースし、
あれよあれよとお申込者様が80名に近づいてきました・・・・。
この講座では、いつもの出生図と違う「バーテックスホロスコープ」というものを作ります。
バーテックスホロスコープは、出生図とは「視点」が異なります。
出生図が目指すのは、通常の地に足の着いた、地球の重力通りの生き方をした場合の星の配置です。
一方、バーテックスホロスコープは、表面的な自分の意思をいったん手放して、
自分を超える、より深層のレベルの意識(真我とも、人類の集合意識とも呼ぶ)を、
目指すべきところだと見立てて作った配置です。
そして、バーテックスは、このような在り方をするときの「動機」となるポイントを示しています。
さて。
バーテックスについて考えていたところ、Kim Falconerというオーストラリア在住の占星術師の方の本を発見しました。
この方の本の中で、バーテックス(Vertex)という単語の語源になっている、
ラテン語のvertere=転換する、(何かが極まって)別のものに変じる
という言葉を持つローマ神話の神・ウェルトゥムヌスの神話が紹介されていました。
このウェルトゥムヌスは、植物の育成に関わる神ですが、
特に、植物が次のステージに進むときに変化の起爆剤になるようなエネルギーを与える神です。
どういうことかというと・・・
種⇒芽(葉)⇒花⇒実
という風に、植物は変容(メタモルフォーゼ)していきますが、
種から芽になるとき、
芽(葉)から花を咲かせるとき、
花から実をつけるとき
というのは、常にある種の「方向転換」が必要になります。
そのとき、それまでのエネルギーの方向性をいったん「否定」することが起きてきます。
たとえば、バラでいうと、
葉っぱを茂らせるときには肥料がある程度必要ですが、
花を咲かせようとしたら逆に、肥料をいったん止めないと、
花を咲かせないままになることがあります。
それまでは「善」だった肥料をたくさんあげる、という行為・行動を否定しないと、
次の(もっと大きな)目標である花を咲かせる、という結果が得られないのです。
これが、もともとの月(月星座)を、通常の出生図から、
バーテックスホロスコープへシフトさせるということになります。
バーテックス自体は、自分自身の変化というよりは、
他者との出会いや何らかの事件・出来事に巻き込まれるという形で体験します。
そういう意味では、運命的であり、避けがたいもののように思われるわけです。
ですが、実際には、そうした人との出会いや出来事は、
自分の深いレベルの深層意識の投影なのだ、といえます。
その深層意識の声に従おうとするとき、
それまでの出生図の月星座の在り方を変える必要があり、
そのためのヒントが、バーテックスホロスコープに示されていると考えています。
ローマの神・ウェルトゥムヌスの神話では、
ポーモーナという植物(果実)の女神が出てきます。
この女神は、ウェルトゥムヌスの求愛を受け入れないのですが、
ある瞬間に、ウェルトゥムヌスの真の姿を見て恋に落ちます。
そういうある瞬間(Kim Falconerはエピファニーといっていますが)を創り出すのが、
ウェルトゥムヌス=バーテックスの役割です。
そして、それを受け入れることで、ポーモーナは、成熟していきます。
これが、月星座が変容(メタモルフォーゼ)するということの意味だと思っています。
ICとバーテックスと月を輝かせる方法オンラインミニ講座は、私自身の視点で構築した新しい内容になるため、
初期段階ではとても安価に提供していましたが、資料の充実度や内容からして安すぎるというお言葉をいただいたので、現在少し値上げしてご提供しています。※今後も予告なく値上げするかも。
安いうちに買ってね、というのは好きではないのでこそっとリンクだけはっておきますね。
★8/8追記:講座を受講されたお客様の声をこちらのページに掲載しています