占星術コラム

自分の生まれた季節と月の姿が自分の役割を示している~立春直後&日蝕直後に生まれたことの意味

高橋ともえ

今年は月の研究をいよいよ本格化するにあたり、東洋占星術(東洋占術)も復習しながら新しく学びなおしています。その中でも、ここ最近知ったドイツ人の研究者で、九星気学と西洋占星術を組み合わせ、いわゆる四季図だけではなく四立図を組み合わせて読んでいくという研究をしている人の本と論文を取り寄せています。

で。私自身が生まれた季節(太陽)と私の生まれたときの月の状態(月相)を見ていて、私自身の選んだ今回の人生の意味というか、役割的なものをふと感じる瞬間がありました。

私は立春直後の生まれで、かつ、日蝕直後の生まれです。

立春というのは、東洋では1年の始まりと考えられていますが、これは年が切り替わる兆しです。西洋占星術的に言うと、水瓶座15度に太陽が入る瞬間。私はこの立春直後なので、春が始まった直後の兆しを帯びているということです。

そして、私は新月直後に生まれています。イスラムの新月というのは、暗闇の状態の新月そのものではなく新月直後、爪の先のようにわずかに光が現れた状態の月のことだそうで、毎月の始まりを意味する節目。それをアラビア語ではヒラールと呼ぶらしいです(一般にイスラムの国旗は三日月と言われますが、三日月ではなく新月直後の月を意味しているみたい)。私の生まれたときの月は、まさにこのヒラールの状態の月なんですね。

さらにこの新月は、サウスノード側で起きている日蝕でもありますので、政権交代というか王権交代みたいな意味合いの強いパワフルなエネルギーを持っている。

太陽も月も、ビッグイベントの渦中にある(立春の最中、日蝕の最中)ではなく、その直後にあって、イベントの後で現れてきた最初の兆しに合わせて生まれてきているということです。

ただし、立春も日蝕も、それぞれに本当にその兆しが本格化するのは、ずっと後のことです。立春であれば春分、日蝕であればその後の半年以内に(タイムスパンについては諸説ありますが)何らかの現象化を迎えるわけです。

で。

私がこのような出生のタイミングを選んだ自分の魂の意図はなんだろう・・・? と考えています。

私の出生図の太陽も月も、直後に生まれて、新しいサイクルの小さな産声をあげる瞬間をとらえているわけです。

ということは、おそらくそういう役割的なものを選んでいるっていうことですね。

確かに・・・メインストリームになる前のニッチなものが好きだし、立ち上げフェーズのものが好きだし、水瓶座生まれという以上にこの太陽の季節と月の形は私自身の在り方を示しているように感じます。

最近本をよく読んでいるアメリカのある占星術の流派によると、太陽というのはサインの意味以上に、「季節」ととらえたほうが役割がよく分かるという考え方をしているようです。日本の二十四節気とも通じる考え方ですよね。

とりとめなくなりましたが・・・

とりあえず私はいつも、始まりのフェーズ、まだ最高潮になるまえの産声を上げた状態の何か、というのをやる役割があるのではないかなと思いました。

ちなみにアイキャッチ画像にしたのは竹生島! 立春直前に初詣に行ってきて、お客様の繁栄をお祈りしてきました。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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