2021年5月~10月までの土星逆行の注意点・注目の日・占星術的な意味・解釈
2021年5月23日~10月11日まで土星が水瓶座で逆行をします。この記事では、2021年の土星水瓶座逆行について注意すべき点や注目の日、占星術的な意味・解釈・定義について書いていきます。
この記事の目次
2021年の土星逆行スケジュール
- 2021年1月24日 地球と土星の衝 24:00 このとき土星はジオセントリックの水瓶座4°
- 2021年5月23日 水瓶座13°土星 逆行開始
- 2021年8月2日 地球と土星の会合 15:10 このとき土星はジオセントリックの水瓶座10°
- 2021年10月11日 水瓶座6°土星 順行のための留期間に入る
- 2022年2月5日 地球と土星の衝 4:15 このとき土星はジオセントリックの水瓶座15°
2021年土星逆行期間中に注目・注意すべき期間
今回の2021年土星逆行期間中には、いくつか注目・注意すべき期間があります。
土星の留(ステーション)期間
まず、土星が逆行開始のために動きが遅くなりほぼ動いていないように見える留(ステーション)の時期(retrograde station)と、順行に戻るべく再び留(ステーション)になる時期(direct station)です。
2021年の逆行に関連する土星の留の具体的な日程と度数は以下のとおりです。
- 2021年5月22日~26日 水瓶座13°付近で逆行前の留(ステーション)
- 2021年10月8日~14日 水瓶座6°順行前の留(ステーション)
なお、2021年土星の留の期間中に刺激される水瓶座13度と水瓶座6度のサビアンシンボルはこちら。
- 水瓶座13度(サビアンでは14度)トンネルに入る列車
- 水瓶座6度(サビアンでは7度)卵から生まれつつある子ども
2021年、この2つの度数域で土星が滞在します。この度数付近に出生図の天体を持っている人やアスペクトを受ける天体がある人は注意しましょう。
ヘリオセントリックでの地球と土星の合(地球暦の地球と土星の結び)
2021年8月2日、ヘリオセントリック(太陽中心、地球暦)で見たときに地球と土星が重なって見える合(会合)がおきます。これは、およそ378日ごとに起きる地球と土星の会合周期の終わりと始まりになります。
この日を境に、地球に与える土星のエネルギーが刷新され、新しいテーマに入っていきます。
土星逆行の占星術的な意味・象徴・解釈と注意点
土星は、毎年1年のうち約4ヶ月間を逆行します。
逆行のアーキタイプ(意味・象徴)について、進化占星術では「逆行する天体が持つ通常の意味や象徴に疑問を突きつけることで、より深いレベルでその天体の意味や象徴を理解しようとする衝動」だと考えます。そのため天体が逆行するときは、通常よりも内省的な現れ方や、通常とは違う現れ方をすると言われています。
土星は、進化占星術によると、顕在意識、条件付けられた世界、既知の世界、いわゆる社会や世間一般を示すと考えられています。
土星が逆行すると、土星のエネルギーが内向するので、上の図でいう天王星が司る個人の無意識・潜在意識にベクトルが向かうと言われています。つまり、通常の(順行時の)土星が社会の条件付けや既存の構造をもって個人の無意識や潜在意識を抑圧する衝動だとしたら、逆行時の土星は、そうした個人の無意識や潜在意識を受け入れる準備のできた開かれた社会や既存の構造を目指す衝動だと言えるでしょう。
土星が逆行すると父親や権威的な存在に対しての定義が揺らいだり、「らしくない」状態が現れてくると言われています。これは、土星の定義を書き換えるために起きていることです。