占星術コラム

9月3日金星が2018年金星逆行ゾーンへ~天王星牡牛座時代を視野に入れた天王星牡羊座時代の総括の始まり

高橋ともえ

2018年9月3日、金星が天秤座25度を通過しました。これから、2018年12月17日までの間、金星は逆行をはさみ、天秤座の後半と蠍座の前半を行ったり来たりする逆行ゾーンへ入ります。この期間、金星は火星、ノード軸、天王星とアスペクトを取りながら、天王星牡牛座時代への準備を進めていきます。

この記事では、9月3日から12月17日までの金星逆行期間のアジェンダを詳しく解説していきます。

この記事の目次

2018年金星逆行スケジュール

2018年金星逆行

2018年の火星・金星・天王星・ノード軸の動き(Youtube)

2018年の火星・金星・天王星・ノード軸の動きをAstroGoldでYoutubeに撮影しました。

金星逆行ゾーン通過中の金星の度数スケジュールとアスペクトまとめ

2018年9月3日~12月17日までの金星逆行ゾーン通過中の金星は、以下のような度数を通りながら、火星・ノード軸・天王星とアスペクトを形成します。

※蠍座ゾーンを通過するときは、天秤座ゾーンを通過するときはピンクで色分けしています。ヘリオセントリック(地球暦)のイベントは、オレンジで示しています。

  1. 2018年9月3日~9月8日 金星が天秤座25度~29度を通過 2018年9月8日、天秤座29度金星と山羊座29度火星がスクエア
  2. 2018年9月9日~10月5日 金星が蠍座1度~10度を通過 2018年9月13日に蠍座1度金星と牡牛座1度天王星がオポジション
  3. 2018年10月6日~11月1日 金星が蠍座10度~1度を逆行通過 2018年10月31日に蠍座0度金星と牡牛座0度天王星がオポジション、獅子座0度水瓶座0度のノード軸とスクエアのグランドクロス形成 2018年10月11日に蠍座10度金星と水瓶座10度火星がスクエア
  4. 2018年10月24日 天王星と地球のヘリオセントリック会合(天王星と地球の結び)
  5. 2018年10月25日 金星と天王星のヘリオセントリック会合(金星と天王星の結び)
  6. 2018年10月26日 金星と地球のヘリオセントリック会合(金星と地球の結び)
  7. 2018年11月1日~11月15日 金星が天秤座30度~25度を通過 2018年11月6日 ノード軸が山羊座・蟹座へ移動 2018年11月10日 天秤座26度金星と水瓶座26度火星がトライン
  8. 2018年11月16日~12月3日 金星が天秤座25度から30度を通過 金星が2018年12月1日に天秤座29度金星と牡羊座29度天王星がオポジション、山羊座27度・蟹座27度のノード軸とグランドクロス形成
  9. 2018年12月3日~17日 金星が蠍座0度~10度を通過

2018円9月3日~12月17日までの金星逆行ゾーン通過期間の詳細

上でリストアップしたそれぞれの段階に関する星読み情報です。

2018年金星が逆行時に通過する天秤座度数域の分析

2018年の金星が天秤座25度から30度の金星逆行ゾーンを通過するのは以下の3つの期間です。

  • 9/3-9/8
  • 11/1-11/15(金星逆行中)
  • 11/16-12/3

9月3日から8日まで、金星は天秤座25度から30度を通過します。
9月8日は、天秤座29度金星と山羊座29度火星がスクエアになります。

この時期は、11月1日~11月15日と、逆行終了後の11/16~12/3の金星が天秤座を通過する期間と対応しています。

金星が天秤座の逆行ゾーンを通過している時期の一番大きな特徴は、金星が絡むエネルギーが火星から天王星へシフトすること。

9/3-9/8は金星と山羊座火星がスクエア⇒11/1-11/15は金星と水瓶座火星がトライン⇒11/16-12/3は金星と牡牛座天王星がオポジション(かつノード軸を含めてグランドクロス)

9/3-9/8の金星は、山羊座に戻った火星とスクエア。現実世界からの鋭いツッコミを受けて、自分を客観視するようなことが起きてきやすい時期です。9/6頃に逆行終了し順行に入った土星のエネルギーを帯びた山羊座の火星なので、「これは終わらせよう」とやっていることを見切ったり、「次のところへ行こう」と決断する、ということが起きてきます。

その後、11/1-11/15、金星は、11/6に牡牛座から牡羊座に戻る天王星のエネルギーを帯びた水瓶座の火星とトラインを形成。この時期は、牡牛座を支配すると同時に天秤座を支配する金星が、自分自身の星座(サイン)に滞在していて、なおかつ、ミューチュアルリセプションの天王星・火星のセキスタイルペアに対してオポジションかつトラインの「調停」の配置となります。

11/1-11/15は、2011年からはじまった火星が支配する牡羊座天王星時代の成果や体験をまとめつつ、金星が支配する牡牛座天王星時代へシフトするための橋渡しになるような出来事や象徴的な変化が起きてきます。天王星牡羊座時代のやり方を徐々に手仕舞いし、昇華させて、天王星牡牛座時代へつなげるための継承です。

やがて、11/16-12/3の時期は、ノード軸を含めた活動宮で形成されるグランドクロスになります。この時期は、天王星牡羊座時代がいよいよ終わるのだということが宣言されます。ここからさきはもう天王星牡羊座時代のやり方を感情的に振り返ったりすることはありません。真っ直ぐに進んでいきます

2018年金星が逆行時に通過する天秤座度数域の分析

2018年の金星が蠍座0度から10度の金星逆行ゾーンを通過するのは以下の3つの期間です。

  • 9/9-10/5
  • 10/6-11/1
  • 12/3-12/17

 

9/9-10/5の蠍座金星通過期間中、9/13に金星と天王星がオポジションとなります。このとき、金星は牡牛座に入った天王星のエネルギーを正面から受け止め、そのパワーを水瓶座の火星に伝えます。時代の変化に応じて自分の本音が変わったなと痛感するようなできごとが起きてくるでしょう。この時期は、やろうとしている理想を見直す時期でもあります。

10/6-11/1は、今回の2018年金星逆行中最も重要なイベントが起きる時期です。

2018年10月11日に蠍座10度金星と水瓶座10度火星がスクエアを形成。理想と本音の違いを自覚することが起きてきます。

その後、10/24にヘリオセントリックの天王星と地球の会合(天王星と地球の結び)、10/25にヘリオセントリックの天王星と金星の会合(天王星と金星の結び)、10/26にヘリオセントリックの金星と地球の会合(金星と地球の結び)が起きます。10月後半のこの時期、太陽から見た時に天王星と金星と地球が並ぶ現象が次々に起き、太陽の意志を新たに受け取ってバージョンアップし、互いに連携するというできごとが起きてきます。

ヘリオセントリックの会合が立て続けに起きるこの10/24-10/26は、即座に地上で変化が起きるということはないかもしれませんが、この時期はエネルギーの受け取りに徹してみると、これから先の天王星牡牛座時代の生き方や在り方のヒントになるメッセージやインスピレーションが降りてくるでしょう。ジャッジせず観察して日記などに残しておくと役立ちます。
※私のおすすめは惑星音叉で金星・天王星・地球のエネルギーにつながることです。

こうしてヘリオセントリックの会合を経て生まれ変わった金星と天王星は、10月31日に蠍座0度金星と牡牛座0度天王星でオポジション。このとき、獅子座0度水瓶座0度のノード軸とスクエアの不動宮のグランドクロスが形成されます。今年のハロウィンの時期、今後7年におよぶ天王星牡牛座時代のあるべき「形」がうっすらと見えてくるでしょう。

特に、金星支配の牡牛座天王星時代において大切になるのは、これまでのように火星が支配する牡羊座のような行動や実験よりも、定着と育成である、ということが自覚されるでしょう。そのため、この時期を機に天王星牡羊座時代に始めたことを終わらせたり見切ったり、あるいは天王星牡羊座時代に始めたことの中から本当に継続するものを取捨選択することが起きてきます。

その後、天秤座へ戻った金星が再び蠍座ゾーンを通過する2018年12月3日~17日は、この10月後半のエネルギーのコンファメーションになります。感情の揺れはほとんどなくなり、あとは「覚悟」のフェーズに入ります。

2018年金星逆行と天王星牡羊座から天王星牡牛座へのシフト

今年の金星逆行は、天王星牡羊座から天王星牡牛座へのシフトと強く連携しています。

特に重要なのが、2018年10月後半に起きてくるヘリオセントリックの金星・天王星・地球の相互の会合(結び)と、その後の不動宮0度で起きてくるグランドクロスです。この時期、天王星牡牛座時代の雛形になるような出来事が起きてくるでしょう。

その前後の金星が天秤座を動く時期は、天王星牡羊座時代を客観的に見て評価したり昇華させる時期に相当します。この時期は、天王星牡羊座時代の成果や体験の中から取捨選択して次に繋げるものを選ぶ時期となるでしょう。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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