ニューエイジから卒業したニューエイジのカリスマ2人について~土星と天王星、伝統と革新のはざまで。

高橋ともえ

ここ最近天使とのコネクションがまた復活するような雰囲気があるのですが、それは私がかつて一瞬触れていたニューエイジ業界(いや今も片足突っ込んでる?w)的なやり方ではないのかもしれないなあ・・・と思いつつ、猛烈な勢いでオラクルカードを買っています。

でね。

ご存知の方も多いと思いますが、天使のチャネラーで有名なドリーン・バーチューさんって、2017年にニューエイジを卒業して聖書を学び、自分の過去の仕事とニューエイジを真っ向から否定しているんですよね。

>>>ドリーン・バーチューさんの新しいサイト

なんでも、聖書には天使を「呼ぶ」なんてことはどこにも書いていなくて、必要であれば神が遣わすものだから、呼んでくるような存在はデーモンだということです・・・。

天使業界のショックたるやすごかったと思いますね・・・。
ちなみに今でも販売されているドリーンの名前のカードは違法の製品のようです。

実は、ドリーンさんの育ちもちょっと独特で、クリスチャンサイエンスという新興宗教で育っているんですよね。そして、若くして大成功して天使という概念を広げることになって、その成功の後で自分に欠けていた伝統宗教(キリスト教)に戻っていくわけです。

まるで振り子が極から極に触れるような極端さがすげーなーって思いましたw

が、ここで私は、もう一人ニューエイジ業界から手を切ったカリスマのことを思い出しました。それが、オーラとチャクラのマニュアルって本を書いて有名になったカーラ・マクラレンさんです。

>>>カーラ・マクラレンさんのサイト

彼女もドリーンさんと同じで、幼少期にスピリチュアルカルトで育ち、スピリチュアルな学びにどっぷりつかる幼少期を過ごしていました。

そしてやがて大人になってからはいわゆるスピリチュアル業界で活躍し、エンパスは特別な才能だということを伝えてセミナーや本を書いて販売していました。

しかし、ある時ふとエンパスというのは特別な誰かにだけ備わっている才能ではなく、人間全員が持っている自分の感情につながる力なんではないか?と気付いてから、一切のニューエイジ的なことをやめて、大学に入り直してアカデミックに自分の持っているエンパスという感覚を研究した結果、今では一切この手のメタフィジカルなアプローチを否定し、「科学」的なやり方で誰もが感情をきちんと扱うことができるということをアカデミーの形で伝え、大学でも教えているそうです。

この、極から極に触れるっていうのはいかにもアメリカらしい極端さだなと思いますが(笑)、ドリーンさんもカーラさんも、幼少期にかなり特殊なカルト的新興宗教的世界の中で教育を受けたということが、後にそれらの育ちを全否定する行動につながったのではないかと個人的に感じました。

いわゆるニューエイジやスピリチュアルを一切否定するのも、ある意味ではカルト的でもあると感じました。
(今ちょうどサウスノードが射手座ですからドグマの負の側面についてテーマが浮上してるのかも)

・・・そうはいっても、ニューエイジやスピリチュアルが「業界」としてビジネスに強く組み込まれていることは確かで、彼女たちのようにトップを切っていたカリスマたちは、ドル箱的なものだったのだと思います。

そういう意味では、彼女たちは幼少期は親から様々な意見に触れる機会を搾取され、大人になってからは彼女たちの背後にいる業界によって進退の自由を否定され、コントロールを受けていたのではないかと思います。

あ、ちなみに最近、私の翻訳した天使の本が絶版になってしまい、日本語では手に入りにくくなりました。残念です。とはいえ、作者のイングリットはドイツ語圏で出版契約を破棄できず自由にできないという問題があってから、天使のガイダンスで自分の出版社を作るようになり、そちらから直接本を出し続けていますので、英語ができる人はamazon.comとかで探してみてね。

・・・私はメンターであり親友のカーリンが国際的な出版ネットワーク(といっても欧米限定ね)の中で仕事をしていたので、ヒーラーやチャネラーの意図が業者や出版社の意向でゆがめられがちなのかとか、本そのものにもはや価値はなくてその後のバックエンドとしてのセミナーに結びつけるのが目的なのだとか、そういうのも知ってしまっいまして、冷めています(笑)

とはいえ、全くビジネスにすることができないものであれば完全ボランティアでしか立ちいかないですし、それでは広まらないので、こういう業者さんがいることって、本当にある意味ではありがたいことであったと思います。

ただ、ドリーンさんの意志に反して彼女の過去の商品を売り続ける出版社とか、カーラさんの本を勝手にリプリントして違法に販売する業者とかは、いったいどういう神経してるのかと怒りを感じてしまいます。結局お金ですよね?

・・・なんかね、この現象を見て私がふと思い出したのが、エジプトの過去生なのか分かりませんが、ファラオたちの生殺与奪を握って、権力とお金を好き勝手していた神官たちがいたなー、王様よりも神官グループが偉くて黒幕なんだな、みたいな感覚です。※ちなみに私はエジプトの過去生では絶対に底辺層だったと思う(ミイラ職人w)ので、ファラオでも神官でもなく、こういう人間模様を遠巻きに観察している感じです。

・・・でもね、10年前には難しかったことも、今ちょうどインフラが整い始めていて、Etsyとか自分のサイトとかで、少数だけ作った愛とエネルギーのこもった素敵なオラクルカードのデッキを販売している人たちが増えてきていることにここ数日気づき始めました。(昔よくあったような寄せ集めの作者の絵を束ねてオラクルカードにしたものではなく、ちゃんとアーティストが一貫した世界観で描いているようなカードね!)

・・・先日メルマガとインスタで、天王星と土星のスクエアに関してこんなことを書きました。

8月20日から天王星が逆行を開始します。

水瓶座意識が旧時代(地の時代)から新しい時代(風の時代)にかけて変化していきます。

これまでは物理的な次元をある意味形だけでも動かしさえすれば割と簡単に物事を進めることができました。

資本があれば豊かさを構築できる時代でもありました。

ある種の腕力勝負、マッチョな感じの表層的な筋肉の使用法です。しかしこれからは、心が大切になってきます。いわば、見えない領域の筋肉を動かす感じです。

たとえていうとそれは、インナーマッスルのようなものでゆっくりとした微細な動きでなければ使われない筋肉。

今求められているのは、インナーマッスルのように、意図の力や、内面を整えることなど、ある意味で内向的な性質です。

これは、表面的な見せ方や形だけ真似することでは到達できない真の才能の開花につながります。

逆に言うと、こうした才能を使って動かしたことでなければ物事が具現化しにくく、また豊かさも得にくい時代が来そうです。

今年は水瓶座土星と牡牛座天王星のスクエアが3回も起きてきます。

※この天王星逆行中の2021/12/24にも、3回目のスクエアが形成されます。

かつて革命の時代に水瓶座意識が体現していたような、足りないことや搾取されていることの不満を爆発させて、持っている人から強奪して別のところに豊かさを配置換えするような単純な平等意識ではなく

誰もが唯一無二の才能を発揮して自分らしい豊かさを得ることができる、そしてそれを保証するための機会の公正さの具現化。

この公正さはほぼ整ってきていて、(インターネットがその典型的なインフラ)後は一人一人が行動に移すだけです。

よって、自分にないものを引き寄せるとか持っているものをキープするという発想を持つと苦しくなってしまう天王星と土星のスクエアですが、

この世界にまだ見ぬ豊かさを天から降ろしてきて富の総体を増やすという発想を持てば、変われるチャンスがいたるところにあると気付けるとても大きな飛躍のチャンスのスクエアです。

今年、既存の収入源や所有しているものが失われたり何となくしっくりこなくなった人も多いと思いますが

昔に戻るよりは、全く新しい回路を開くことに集中したほうが思いもかけぬチャンスが来そうです。

そのことをじっくり考えるための、天王星の逆行期間となりそうです。

でね、ちょうど最近、私が好きな響月ケシーさんが自分で本を出版して、Amazonにも載せずご自身のネットショップで販売される!ということを聞いて、タイムリーだなと感じました。※私買いました、うふふ

>>>ケシーさんのショップ

そう、これからは、ひとりひとりがネットショップを持って、自分の世界をぎゅっと詰め込んだものを、大きな資本がなくても売れる時代が来ています。本でも、アクセサリーでも、講座でも。

だから私も今後、一つの目標として、自分が納得できる本や出版物だけを販売する小さな出版社・ソフトウェア会社を作りたいなあと思っておりますよ。小資本でも回せるレベルのね。

これからはなんでも直販の時代が来ます。仮に、誰かからものを仕入れるのだとしても、自分がそれに惚れ込んでいないものは売りづらくなっていくでしょうね。

うん、天王星と土星のスクエアでバージョンアップ中の水瓶座意識の恩恵をどんどん受け取っていきたいなーと思います。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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