2018年10月26日金星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2019年8月14日金星と地球の開き~火の灯ったキャンドルを運ぶ若者たちと伝書鳩
2018年10月26日、金星と地球の会合(地球暦では金星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て金星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2019年8月14日に金星と地球がオポジション(衝、地球暦では金星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで金星と地球の合・衝が起きる2018年10月26日と2019年8月14日の2つの日付の金星の位置とサビアンシンボルから、2018年10月26日の地球と金星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2018年10月26日 金星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では金星と地球の結び)のホロスコープと金星のサビアンシンボル
金星は蠍座3度なので、サビアンシンボルは蠍座4度になります。
- 火の灯ったキャンドルを運ぶ若者たち
2019年8月14日 金星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では金星と地球の開き)のホロスコープと金星のサビアンシンボル
金星は獅子座21度なので、サビアンシンボルは獅子座22度になります。
- 伝書鳩
2018年金星逆行タイムテーブル
2018年10月26日の金星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の金星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 火の灯ったキャンドルを運ぶ若者たち
- 伝書鳩
になります。
意図を表す会合・結びのときの蠍座4度のサビアンシンボルは、火の灯ったキャンドルを運ぶ若者たち。ここで言う火は、蠍座的な第2チャクラの性的な炎だと言われており、この度数の若者たちは聖なる性の儀式に参加するところだと考えられます。
昔の日本をはじめとして世界各地に、若者が大人になるための通過儀礼として、性のてほどきを受ける儀式があったと言われています。この度数では、そうした古い時代の若者たちの通過儀礼としての性の儀式を表現していると考えられます。
これは、個人的な欲望(性欲)を儀式で聖なるものとして正しく扱うことで昇華させるという度数です。さもなければ、性の力は自他をも深く傷つけ兼ねないものだからです。
この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは、獅子座22度。伝書鳩です。伝書鳩とは受け取ったメッセージを届ける役割のものです。また、通常伝書鳩でやりとりされるメッセージというのは、一対他に広げるものではなく、個人的にダイレクトにとやりとりするものです。
蠍座4度では聖職者から聖なる性の儀式の手ほどき受ける側だった若者たちは、獅子座22度ではその時の体験から得たメッセージを必要とする人に届ける役割になります。あるいは、一種のチャネラー・媒体になるということかもしれません。
2018年10月24日の金星と地球の結びのエネルギーを上手に使うためには、自分の中にある生々しい欲望(性欲的なもの)を大切に扱い、場合によってはメンターや導き手からのアドバイスや指導を仰ぎながら、その欲望を昇華させることがおすすめです。性欲のように「そんなものが好きだなんて堂々と言えない」と思うようなことこそが、ここで見つめるべき生々しい欲望になります。金星のエネルギーですので、頭やマインドではなく、あくまでも五感とハートで感じることにフォーカスして、ニセの欲望に捕まらないように注意しましょう。この欲望をきちんと受け止めて昇華させることができるようになると、2019年8月14日の金星と地球の開きが起きるころには、必要な人のために役立つメッセージをダイレクトに受け取って発信することができるような存在になるでしょう。