試練と使命のヘリオセントリック的金星~漫画家の高浜寛(たかはまかん)さんの金星を見て思うこと
ここ最近、思い立って「吉凶論を超えて星の可能性をひらく風の時代のホロスコープ読み」っていうyoutubeシリーズを作りました。
これは、一般的に西洋占星術上でネガティブと言われている配置や現象の裏に隠されている祝福を、色々な技法から探して伝えていくための動画です。
>>>「吉凶論を超えて星の可能性をひらく風の時代のホロスコープ読み」Youtube
さて。
私が内緒の別ブログの方でもべたべた褒めまくっている大好きな漫画家の高浜寛(たかはまかん)さん。
ご存命の方かつ自分のファンの方の星を分析するのはご本人に見られたら嫌われそうで嫌なのですが・・・
でも、これから先高浜寛さんのご活躍を願って?(笑)星読みを僭越ながらさせてもらおうと思います。
この間思い立ってチャートを出したら、高浜寛さんの金星は牡羊座で逆行中&太陽と合。金星は、デトリメントかつコンバストですし、逆行。いわゆる普通の占星術では悪いと言われている配置なわけです。
でも、先日のJ.Y.Parkさんの星読みでもお伝えしたように&このブログでも詳しくヘリオの会合と逆行の仕組みで書いているように、逆行中の天体が太陽と合=ヘリオセントリックでその天体と地球の会合が起きているときなのです。つまり、かなりヘリオの要素の強い天体なわけです。
さて、では高浜寛さんのチャートを出してみます。※出生時間はわからないので昼の12時で作っています。
まず、漫画家さんということで最も重要な金星は、牡羊座にあって逆行中で太陽と合。そしてサウスノードに緩やかに合です。サウスノード側の天体は、過去生からの才能を示唆していると言われています。
高浜寛さんは、筑波大学を卒業してすぐに漫画雑誌「ガロ」からデビュー。そしてほどなくしてフランスでも注目されます。
こういう風に、人生の初期段階で注目される人、才能を発揮する人の中には、サウスノード側の天体が関わっているケースが多いんですよね。
ところが、ご本人は若い女性ということもあり、注目されるプレッシャーに慣れず、アルコール依存症になってしまったそうです。サウスノードの支配星火星は海王星とスクエアで、アルコール依存症との関連性が感じ取れます。
しかし、ノースノード側には冥王星が近づいています。この配置の人は、冥王星が持つ二極の欲望(過去への退化と未来への進化)のうち、未来への進化の衝動が高まる配置であると言われています。
ノースノードは天秤座。人の助けを借りてアルコール依存症から回復した高浜さんは、最終的に彼女の天性の才能である金星の力を活かし『ニュクスの角灯』で手塚治虫文化賞を受賞します!
ちなみに、ヘリオで見たときの高浜さんのチャートはこちら。
ヘリオで目を惹くのが、冥王星・金星・地球が一直線に並ぶ配置ですね。
ヘリオ的な要素の強い天体(逆行や、会合など特別な時期に関わっている天体)というのは、本人も受け取り切れないくらい大きなエネルギーが与えられていると思います。
先日のJ.Y.parkさんの記事でも書きましたが、ご本人が天命(ノースノード側)に向かっていくと決めるまでは、苦しみや試練になる可能性もあるのですが、一度ノースノード側に向かっていくと、大きな結果につながっていくのだろうと思います。
ちなみにヘリオで見ると金星と冥王星が効いていますので、高浜さんは今後、どんどん素晴らしい作品を描いていってカリスマ性を発揮されていくと思います。日本一国ではなく海外でももちろんますます注目されると思います!
とにかく高浜さんは大好きな漫画家さんなので、興味ある方はぜひぜひ買ってくださいね!
追伸:高浜さんの星読みを音声にしました。