フェニックス・ライジング、バース・オブ・セラフィム~キロンと女性の閉経
今年は1月に「欠乏しているエレメントの隠された意味」という本をKindleで出版しました~。これは、「吉凶論を超えて星の可能性をひらく風の時代の占星術叢書」というシリーズで出していく予定の本の第一弾ですね。
でね。本来の予定では3か月に1冊くらいは本を書きたいと思っていたのですが、そうは問屋が卸さず(笑)、色々紆余曲折を経て、今の予定では小惑星キロン(カイロン)について書いていきたいな~と思っています。ちょうど、キロンが自身の遠日点を通過していますしね。
でね。
キロンのサイクルを調べていてとても面白いのが、いわゆるキロンリターンですね。
これ、女性の閉経のタイミングとも関連しています。
キロンは、およそ51年(50~52年)でゾディアックを一周します。
女性の閉経の平均年齢は51歳です。
キロンリターンは女性にとって更年期の終わりを告げるものなのですよね。
それにしても、更年期って更年期障害とか言われています。いわゆるホットフラッシュみたいな現象ですね。
これは、それまで月経として他者(妊娠出産のプロセス)と地球(女性の月経は植物の生育に間接的に影響している)に捧げるために下降していたクンダリーニの力が上昇してくることで起きる現象で、女性の身体がどんどん霊的なものになっていくプロセスなのですよね。
更年期が女性の身体にとって霊化のプロセスであるということは、由井寅子さん訳のこちらの本でも語られています。
ちょっと前まで、閉経した女性は生理が終わって女じゃなくなったみたいなひどい言われ方をすることがありますが、実際には生理というプロセスによって他者と地球のために使われていたクンダリーニの力を、女性が自分自身のものとして生き、同時に天界とつながるために使えるという状態になるということなのです。
月の女神には3相があるという考え方は主に西洋の神話の中に見られます。
少女、母(妻、妊娠可能な女性)、老女(閉経後の女性)という3つの相のことですねー。
かつてブレトン人の結婚式では、月の女神のこの3つの相をすべて祝福するために、少女、母、老女(祖母)の3人が花嫁を祝福したといいます。しかし、私たちの現代文明では、少女と母のフェイズばかりを祝福しています。未婚女性のブライズメイドやフラワーガールと、花嫁介添え役の既婚女性はいますが、老女の役割をする人はいないですよね。
私も40歳になり、何となく体が変化しているのを感じていますが、この変化が第二の開花というか、より高次元の意識を獲得していくための準備なのではないかと感じているんです。
アリス・ベイリーがマスターからのメッセージを明確に受け取るようになったのは39歳くらいからですし、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンが霊視を始めたのは40歳くらいからです。
占星術的に見ると、どうみても40歳前後、もうちょっと早めに設定すると35歳以降の星の動きって、明らかにトランスサタニアンの影響が強くなる時期なんで、こういう流れはもう納得しまくりですね。
さらにいうと、遅咲きの人(late bloomer)のチャートを研究していたこともありまして、どういうタイプの人が後半の人生以降大きく活躍するかっていうのはある程度パターンが見えています。
※2021年ちょうど日本に上陸しているアメリカの国民的画家のグランマモーゼスも、遅咲きの人ですね。
閉経後の女性は、まるでフェニックスが蘇るように、あるいは熾天使(セラフィム)が生まれるように、燃えるようなエネルギーを自分の全身に巡らせることができるのです。
※熾天使のエネルギーについてはこちらに書いています~
高齢になった女性に対してのネガティブキャンペーンが強い現代先進国・現代日本ですが、子育てを終えたり閉経を迎えた女性の叡智を活用することは、本当に宇宙的な叡智を地に足をつけて使うヒントがいっぱいだと思います。
というわけで、今、35歳からの占星術講座のリリースを年内に用意していますよ~。
メインフォーカスは女性ですが、男性のパターンも解説する予定です。
老いることへの恐怖や、ただ若作りするだけのアンチエイジングではなく、エイジングすることの可能性と霊的な意味を星とともに見ていく講座にする予定です。占星術の技法もしっかり入れていきますので、ご自分で鑑定をしたい人にもおすすめです。
気になる人は、講座リリースしたらご案内を送りますので、こちらからご登録しておいてくださいね。
>>>フェニックス・ライジング、バース・オブ・セラフィム~35歳からの占星術