2021年11月27日乙女座下弦の月~色々な情報に触れることで盲信から解放され犠牲にならない堂々とした在り方で過去の至らなさをもう一度愛することができるとき

高橋ともえ

2021年12月27日乙女座で下弦の月となります。この下弦の月の星読みをレポートしていきます。

基準に到達しなかった悔しさ、劣等感になっていること、あるいは肉体的なコンプレックスに対して意識が向かいやすい時期です。健康面での問題に対して焦点が当たることもあるでしょう。大人として成長した後で振り返るととても恥ずかしいという体験があるかもしれません。そしてその欠乏感は、心の根深いところにある夢と希望を養うものでしたが、同時に自分は犠牲者であるという感覚を強めてしまっていたかもしれません。

ですが今、そのまさにコンプレックスになっていること、死角になっているところに温かい慈愛のまなざしを注ぐことが必要な時期が来ています。

新しい信念体系が、今感情をざわざわと揺さぶる形で近づいてきて、この硬直した状況にメスを入れつつあります。
犠牲になった苦しみは、まさに自分が過去(生)で心から望んで選んだ奉仕だったと知ることで、今出てきている状況を取り除くきっかけが得られるでしょう。

自分のルーツに由来する出会いが活性化し広がりやすい時期です。ただしその懐かしい出会いが単なる退化につながるものであるかどうかを、様々な情報源から探って、その新しい情報に照らして精査することが求められています。

身内や独特なローカルの場でしか通用しない盲信ではなく、より社会性のある成熟した考え方を育んでいくために色々な意見に耳を傾け、そこから学んで過去を再検討することが大切です。

特に過去に有効だった何らかの女神的な叡智、女性性に関わる知恵をそのままに盲信するのではなく、より新しい情報に触れそれを育てていくことが過去から未来へのシフトに重要な時期です。

自分の内なるセルフイメージを大いなるものに捧げることで自分の心の本音を殺してある種の操り人形になっていた過去を手放して、自分でできる範囲に集中することでより地に足の着いた清らかな在り方を何度でも繰り返し体に覚え込ませていくことができます。

色々な情報に触れることで盲信から解放され犠牲にならない堂々とした在り方で過去の至らなさをもう一度愛することができるときです。

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高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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