西洋の自我、東洋の自我。それぞれの占術における「星の統合」の視点の違い
ここ最近私、自我とは何か・・・ということをつらつらと考えています。一般的に、東洋や日本では自我は薄いと言われていますが、実際には超拡大された自我を持っているのかもしれないなと、ここ最近感じたりしています。
それでね。
これがおそらく、西洋と東洋の違いとしても強く表れているんじゃないかと、そう感じるのです。
いずれにせよ、西洋的なアプローチと、東洋的なアプローチは、それぞれ全く持って違っているなと、感じております。
西洋では、「わたし」が個として他とは違う絶対的でユニークな個性を確立していくことを重視します。そのための個人としての感性を星の統合と考えるのが西洋系の占星術で、西洋占星術のホロスコープは、この部分を見ていくのがとても得意な占術です。
一方で東洋では、拡大された自我として周囲の環境をも「わたし」に含めます。そしてそうした拡大された「わたし」としての環境における調和を星の統合と考えます。よって、東洋占術では他者との調和や自分の役割を見ていくのにとても向いています。
つまり、西洋も東洋もそれぞれに、それぞれの立場に(哲学)に基づく星の統合を目指しているわけですが、その方向性が全く違うということなのですね。
私は今年からいよいよ東洋系の占術の方を本格的に提供するための準備をすすめていて、その絡みで屋号も変わる予定ですが(多分秋か冬かなー)、私が扱う東洋系の占術は四柱推命とか紫微斗数とかの命式を見る命占というよりは、周囲との調和のための風水施術をメインにした卜占なのです。
・・・ようやく、自分のスタイルを確立できそうなのですが、実はここに至るまでには色々な検討や試行錯誤があったのですよね。でも、直接的なインスピレーションが来たのは、実はやっぱりシュタイナーでした(笑)
詳しくはまたどこかで綴りたいですが、ちょっと個人的に受け取っているメッセージやインスピレーションとまじりあってしまうので、まだ今は寝かしておきますね~。
それにしても、東洋の叡智は面白い! 色々な意味で自分なりに腑に落ちることが最近続いています。