金星の1199年周期と、シュタイナーの水瓶座の時代の始まりについて。天文学上の時代意識と文化期としての時代意識の違い
水瓶座の時代はいつから始まるのか? という問題は、占星術に興味を持った方ですと一度は調べたことがあるのではないでしょうか? この辺りについては、以前配信したこちらの動画で語っておりますが、本当に一枚岩ではないのですよ・・・
一般的に占星術(ニューエイジ系占星術)では、イエスキリストが生誕してから2000年(あるいは2160年)後からが水瓶座の時代の始まりであると言われたりします。アリス・ベイリーの秘教占星術も、水瓶座の時代の始まりは21世紀になってすぐという形で定義していますよね。
ところが、シュタイナーは「水瓶座の時代」の始まりを紀元後3573年と言っているのですよね! 衝撃的な遅さです(笑)
というかそもそも、「魚座の時代」の始まりすらも1413年からと言っているので、いわゆる占星術のメインストリームの水瓶座の時代観と全く違う時代意識を持っているのでは・・・と思います。
しかし、天文学的な観点で見ると、多少の誤差はあるとしても、だいたい紀元後2160年か、おそくとも紀元後2400年くらいまでには春分点は水瓶座に入っちゃうんですよね・・・。
正直、この1000年以上の単位のずれについて以前から疑問だったのですが、Astrosophy系の人たちの本をいくつか読んでいて腑に落ちる言説を見つけたので紹介します。
それが、シュタイナーは、天文学上の春分点の移動をもとにした〇〇座の時代と、彼の言う文化期としての〇〇座の時代を区別していたのではないか?という説です。つまり、前者はいわゆる天文学上の〇〇座の時代(そして現在のニューエイジやスピリチュアルが使っている〇〇座の時代)で、後者は文化期上の〇〇座の時代ということです。
そして、天文学上の〇〇座の時代と、文化期上の〇〇座の時代のおよそ1200年のずれというのは、ちょうど金星描く8年周期の逆回転する五芒星の周期が最初の開始点に戻ってくるまでのサイクル(厳密には1199年)に相当するというのです・・・!
つまりこーゆーことね。↓
これは・・・めっちゃわかりみが強いなーと思いましたw
金星っていわゆる俗化する天体でもあるので、天文学上で春分点の移動によって太陽が受け取った〇〇座のエネルギーを、徐々に徐々に地上に降ろしてくる役割があるのではないでしょうか。
癒されたルシファー(金星)はキリスト(太陽)を導くとシュタイナーは言っていますが、そのイメージとも重なりますね~。
ちょうど3月24日は金星食がありますし、金星って、時代意識を地球上に定着させるために、時に悪になり善になり人々を導く星だなあと思います。
※今年の冥王星水瓶座入りと金星の動きは面白いので、またyoutubeでレポートしますw