占星術コラム

天上天下唯我独尊の本当の意味~悪魔にだって役割がある。ウエサク満月の月蝕に思うこと。

高橋ともえ

先ほどメルマガしましたが、ウエサク満月は東南アジアやスリランカでの仏陀の生誕祭なのですよね~。※日本では4月8日で固定祝日になっております。

今年は、太陽とノースノードに準惑星セドナが合。月蝕を伴うウエサク満月です。

2022年5月16日蠍座満月(月蝕、ウエサク満月)~命の喜びの中に小さきものへの眼差しを忘れないことで本当の理想郷を見出すとき2022年5月16日蠍座満月となります。※この満月は月蝕でウエサク満月です。この満月の星読みをレポートしていきます。 これ...

私はセドナという星は、地球の創成の頃の記憶と関わるような古い母神だと思っています。
つまり、精霊や妖精と言われている存在や、人間以外の生命体との関りが深い女神様なのですね。

豊かさと自然界の犠牲について考える。「赤い蝋燭と人魚」~準惑星セドナとセレスとノースノードの合2021年から小惑星(準惑星)セドナの動きがものすごく気になっています。2021年は月相の配置においてセドナが絡むものが多かったのですよ...

※今年の1月、ノースノードにセドナ&セレスが合になっていたときに、上記のような記事を書きました。

実はね。

お釈迦さまが生まれた時に言ったとされる有名な言葉、

「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」

直訳すると、「我より尊い聖者はいない」という意味なのですが、その真意は、

「世界中のすべてのもの(人間ばかりでなく、あらゆる存在)がみな、尊い命をもっている」という教えなのだそうです~!!

私は特に霊視力とかないのですが、毎年ウエサクの頃の自分の家の庭をぼーっと見ていると、オーブが見えるような気がするのですね。妖精や精霊がたくさんいるのかな。。。

この妖精や精霊の活発さは、多分こういうウエサク満月が持っている「生きとし生けるものの祝祭」という意味と関連しているんじゃないかと、感じます。
(次に活発になるのは夏至の頃ですね! 西洋的には夏至は妖精と関係しています)

ただし、今年のウエサク満月は月蝕と重なっていますのがキーですね~。

シュタイナーによると、月蝕というのは、宇宙空間から悪の思考や悪しきものが入ってくる現象、なのだそうです。

月食と日食~シュタイナー(人智学)による秘教的・オカルト的理論・説明・定義について1年のうちおよそ2回、約半年(6ヶ月)の間隔で繰り返される月食と日食(月蝕と日蝕)は、通常の満月や新月とは違う特別なものだと考えられてい...

ある古神道の宗家と呼ばれている方から聞いたことですが、天皇家には「月蝕のときは決して外を歩かない、月を見ない」という言い伝えがあるそうです。これは、おそらく月蝕によって解き放たれる私たちの無意識の下と通底するような悪しきものを避けるという意味なのかもしれません。

ただし、今回はウエサク満月ですので、上記の「世界中のすべてのものがみな、尊い命をもっている」という言葉と絡めて考えると、

「たとえ悪しき者、悪魔的な存在であっても、何らかの役割がある」

ということを知る絶好の機会なのかもしれません。

なので、今晩あたり、デーモンワークとか取り組んでみるといいかもしれませんよ。デーモンと戦うのではなく、デーモンを育んで導き手、守り手に変えていくワークです。

ハートのピンクのネクタル~デーモンあるいはインキュバスが素敵なおっさん課長に変わった件(笑)ダキニその2先日からダキニのことを書いていますが、その中で知った、ツルティム・アリオーネさんの提唱した内なるデーモンを育むというチベット仏教のチュー...

仏教では、悪神と言われている異教の神々も、仏の教えに帰依すれば善神となると言われています。毘沙門天とかもそういう神様ですよね~。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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