占星術コラム

ZTF彗星(C/2022E3)と、冥王星山羊座時代から水瓶座時代へのシフト

高橋ともえ

先日、2023年1月~4月にかけての流星群ひでりと全天体順行期間の話をしましたが、昨年から話題になっているもう1つ重要な天文学上のイベントがあります。それが、ZTF彗星(C/2022E3)が太陽に、そして地球にそれぞれ近づき、周極星になるというイベントです。

2023年の全天体順行期間と「流星群ひでり」~ここ数年、全天体順行期間は「真の実力」が試されている2023年の全天体順行期間(いわゆる占星術で使う太陽、月以外のすべての惑星が順行になる期間)がもうそろそろやってきます。具体的には1月2...

※ZTF彗星(C/2022E3)についてはこちらの動画が詳しい~

※こちらのTwitterも!

このZTF彗星(C/2022E3)について面白いのは、以下のようなタイムスケジュールで動いているということです。

  1. ZTF彗星(C/2022E3)2022年3月初旬にわし座方向で発見
  2. ZTF彗星(C/2022E3)2023年1月12日 近日点通過
  3. ZTF彗星(C/2022E3)2023年2月1日 地球に最接近(外側を通る)

なお、ZTF彗星(C/2022E3)は、1月下旬くらいから周極星となり北極星の周りをぐるぐる回っているような状態になります。

インド占星術的に言うと、サイデリアルゾディアック上でみると、1月20日ごろから土星が山羊座から水瓶座に入りますので、この流れとの関連性もありそうですし、1月23日からは(西洋占星術では水瓶座を支配する)天王星が逆行を終えるタイミングでもありますね。

北極星は東洋では特に重視される星(で、「目指すべき究極の方向性」という意味も持ちます。また、とても長いスパンの時代意識とも関連しています。

その北極星付近にやってきて1~3月くらいにかけて北極星の周りを周回するということは、やはりZTF彗星(C/2022E3)は大きな時代の変化を告げる者なのだと思います。

個人的には、ZTF彗星(C/2022E3)にはめちゃくちゃ冥王星の山羊座から水瓶座へのシフトとの関連性を強く感じます。

まず、ZTF彗星(C/2022E3)が発見されたのは、わし座の方向ということですが、わし座は(天文学上の)水瓶座と関連する星座です。ゼウスのわし(わし座)が、少年ガニュメデス(水瓶座)を連れ去ったという神話にちなんでいるからですね~!

恒星アルタイル(Altair)~度数、意味、解釈、有名人の事例(恒星占星術)恒星(Fixed Star)は、古代や中世の占星術ではよく使用されていました。この記事では、水瓶座と山羊座の近くにあり、日本では七夕の牽...

そして、ZTF彗星(C/2022E3)が太陽に最も近づく1月12日は太陽が(トロピカルゾディアックの)山羊座に入る時期。
ZTF彗星(C/2022E3)が地球に最も近づく2月初旬は、ちょうど太陽が(トロピカルゾディアックの)水瓶座に入っている季節でもあります。

いうまでもなく、東洋の暦の始まりである立春は2月初旬。

私の星読みでは、立春をその年の予兆(動機)、春分をその年の表面に出てくる現象と読みます。

アバター降臨のゲートと不動宮15度(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)と四立(立春、立夏、立秋、立冬)の関係と意味・解釈立春、立夏、立秋、立冬は陰陽五行や日本の暦では大切な4つの節目であり四立(よんりゅう)と呼ばれます。実はこの時期、占星術的な観点から見る...
希望の光、水瓶座シーズンの深まりと新しい年の始まりの予感。2022年2月1日旧正月(春節)、ルナーサ、インボルク~2022年2月4日立春&エンジェルズゲートオープン既にグレゴリオ暦では年が明けていますが、2月1日の新月は東アジアでは旧正月(春節)があり2022年の本格的な開始です。もともとケルトの伝...

黄経水瓶座15度に太陽が入るこの時期にZTF彗星(C/2022E3)が地球に最接近するということは、2023年全体を通じて鳴り響く基底の音として、このZTF彗星(C/2022E3)が影響するということだと思います。

もちろん、2021年話題になったレナード彗星は崩壊してしまいましたし、彗星は確実にこうなる、という予測ができないのが本質なのですが、今明かされているZTF彗星のスケジュールを見ると、山羊座と水瓶座の両方に関わるスケジュールになっているのが面白い!

というわけで、2023年の重要イベントとして予想されている冥王星の最初の水瓶座入りと、それに続く2024年をかけて行われる山羊座と水瓶座との間の往復運動を、まるでZTF彗星(C/2022E3)が予告し、そのための準備を与えてくれているように思います。

ZTF彗星からは目が離せませんね!!

月に4回程度配信中・最新情報はメルマガから
Zoomセッション&メール鑑定 全国海外どこからでも受けられます

個人セッション・コース・メール鑑定

リリースしたらご案内を差し上げます

今後リリース予定のオンライン講座

ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
関連記事
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました