占星術コラム

2018年6月27日土星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2019年1月2日の土星と地球の開き~暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太と講義する自然の学徒

高橋ともえ

2018年6月27日、土星と地球の会合(地球暦では土星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て土星が地球と合になるときのことです。このときのエネルギーは、2019年1月2日に土星と地球がオポジション(衝、地球と土星の開き)になるときに結果として現れてきます。

地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。

この記事では、ヘリオセントリックで土星と地球の合・衝が起きる2018年6月27日と2019年1月2日の2つの日付の土星の位置とサビアンシンボルから、2018年6月27日の土星と地球の会合の意味を探っていきます。

この記事の目次

2018年6月27日 土星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では土星と地球の結び)のホロスコープと土星のサビアンシンボル

2018年6月27日土星地球結び会合

土星は山羊座5度なので、サビアンシンボルは6度になります。

  • 暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太

2019年1月2日 土星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では土星と地球の開き)のホロスコープと土星のサビアンシンボル

2019年1月2日土星と地球の開き

土星は山羊座11度なので、サビアンシンボルは12度になります。

  • 講義する自然の学徒

2018年土星逆行タイムテーブル

2018年度製逆行

2018年6月27日の土星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える

会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。

今回の土星のサビアンシンボル2つを並べてみると、

  • 暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太
  • 講義する自然の学徒

になります。

意図を表す会合・結びのときの山羊座6度のサビアンシンボルは、暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太。これは、社会に役立つものとなるべく犠牲的に土台になっているもの(人柱的なものも含む)、祖霊や土地の神の働きを示すサビアンです。

丸太は、もともとは悠々と高くそびえ立つものでしたが、それが切り倒され、人々が通過する道の底になっています。先人・先祖・自然霊的な存在による自己犠牲的なサポートに目を向け、自分がよって立つ根底を見直して感謝することの大切さを示すシンボルです。

この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは、山羊座12度。講義する自然の学徒。ここでは、自然界の様々な秘密や神秘について学ぶ生徒と、それを教え伝える教師の二重の意味があります。

山羊座6度で、自分が先人たちや自然霊たちによって土台から支えられているということを知り感謝することができた者が、山羊座12度で、今度は自然界の神秘を学ぶと同時に伝えるようになる、という流れが見えてきます。

山羊座の12度のあるあたりは、社会の中で選抜されたエリート集団が少数で動いていくことで社会的に達成を得るという度数になります。山羊座的なエリート意識や選抜意識が傲慢さを伴わないためにも、山羊座6度的な社会や全体への犠牲や献身への配慮や感謝が必要になる、ということでもあります。

2018年6月27日の土星と地球の結びのエネルギーを上手に使うためには、自分が先祖や先人、自然霊や自然界などの「土台」から受け取ってきたエネルギーに意識を払うことが大切になります。特に、日頃自分が足蹴にしているようなもの、当然のように踏み倒しているものが、実は偉大な献身がなくては成り立たないものなのだということを感謝をもって実感することです。土星のサビアンシンボルなので、特にここでは大地や身の回りのもの、既存の社会構造に対してのリスペクトが求められます。それができると、2019年1月2日には、謙虚さを保ちつつ、社会の中で選ばれた存在として、土星的な美しい秩序を持った自然界の構造の中にある神秘を教え伝える場に関わることができるでしょう。

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ABOUT ME
高橋ともえ
高橋ともえ
星読み風水師
1981年生まれ。 魂の可能性を緻密に描き出すドイツ系西洋占星術と陰陽五行説に基づく日本の卍易風水を組み合わせて「魂の高揚感を地に足をつけて楽に生きる」お手伝いを講座やセッションを通して提供しています。 訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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