2021年を振り返る。その1:牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエア、クリスマスイブのプレゼント
12月24日クリスマスイブ。今日から聖十二夜のスタートです!ノートワークをすすめながら、振り返りムーンノートワークで書き連ねてきたノートをもう一度見直しております~。
さて。2021年の占星術イベントの中で最も注目されていたことの1つが、
「牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエア」
ではないでしょうか。
もう一度牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアの、日付と度数を再掲しますと、
- 2021年2月18日 天王星牡牛座7度&土星水瓶座7度
- 2021年6月15日 天王星牡牛座13度&土星(逆行)水瓶座13度
- 2021年12月24日 天王星(逆行)牡牛座11度&土星水瓶座11度
となっております。
色々な人が色々な解釈をされていますが、私個人は、
表面的な平等や欠乏をベースにした旧来の革命などの古い水瓶座意識をバージョンアップさせるために
それぞれの自己実現の機会の公正さを約束する新しい豊かさを創造する
というテーマが、この2つの天体同士の間で繰り広げられていたのではないかと、思っています。
・・・確かに表面的には、色々な大変さがあったと思います。
ある種のリストラや配置換えもあったでしょうしまだまだ破壊の方が目についたかもしれません。
でもね。
ここ最近、私がサビアンシンボルに加えて、研究の一部に加えているチャンドラシンボルを見ていたら
結局2021年を通じて起きていた牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアは、すごいギフトだなと思いました。
特に本日12月24日、最後の3回目のスクエアのサビアン&チャンドrシンボルを読むと、この牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアは、私たちにもたらされるある種のクリスマスプレゼントと言えるくらい祝福に満ちたものです。
※チャンドラシンボルについてはこちらに書いてる~
というわけで、具体的に解説していきますね。
第3回目のスクエアの時の天王星と土星それぞれのサビアンシンボルは、
- 天王星サビアンシンボル牡牛座12度「ウィンドウショッピングをする人々」
- 土星サビアンシンボル水瓶座12度「上に向かって一段ずつ階段の上に立つ人々」
第3回目のスクエアの時の天王星と土星それぞれのチャンドラシンボルは、
- 天王星チャンドラシンボル牡牛座12度「とても年老いた象」
- 土星チャンドラシンボル水瓶座12度「笑いに変わる白熱した議論」
・・・まず、牡牛座の天王星から見てきましょう。
牡牛座の天王星の表側の意味(サビアン)は、
資本主義社会の中で物欲を満たす消費行動をしている人たち(ウィンドウショッピング)。
しかしその裏側(チャンドラ)は、目まぐるしく変化する日々に煩わされず
自分自身を良く知っている者だけがもつ老練した静けさが隠れています。
ウィンドウショッピングは、あくまでウィンドウショッピング。
毎シーズンごとに変わる商品という刺激を見ている人たちが、
「実際にその商品を買ったかどうか」ということは、分かりません。
確かに、人目を引く高価な商品、多くの人が憧れ素敵だなと思う商品はあります。
しかし、たとえ外界にどのような刺激を見ても、自分が何者かを良く分かっていて
ゆったりとした老象のような気持ちでいれば
自分が欲しくないもの、本当は必要としていないものに、焦って飛びつくこともないわけです。
世の中には確かに自分の手に届かないほど高価なキラキラしたもの・サービスがあって、とても人気を集めてはいるけれど、
じゃあ、自分はそれを、本当に欲しいのか?
それが手に入ったら、幸せなのか?
と問うてみると、
意外と、「うーん、本当は要らないな」と気づくことが多いでしょう。
・・・こんな風に、自分の内側に戻っていけば、手にできない・手にしていない豊かさに対する怒りや欲求不満は静かに消えていく。
仮に本当にそれが欲しければ、牡牛座らしく自分に集中して、マイペースにコツコツと手に入れる努力をすればいい。
これが、牡牛座の天王星のシンボルの表と裏だと考えると、非常に興味深いですね。
・・・そして、水瓶座土星のサビアン。
「上に向かって一段ずつ階段の上に立つ人々」、というのは、一見、格差があってランク付けをされている「不平等」な感じがする状態です。
たとえば、デザインの似ている同じような商品でも、ハイブランドの価格帯と、ノーブランドの価格帯は全く違います。
価格帯という切り口だけで並べると、それは階段上に上から順番に優劣つけて並べるということになります。
しかしこのシンボルは、あくまで水瓶座のシンボルです。
本当の平等とは、一つの物差しで並べたランク付けの中にはないと知っているからこそ、
あえて、一つの物差しの中で自分が並べられることを「気にしない」。
だからこそ、水瓶座は、ある一つの物差しで測ったときに自分が今どのあたりにあるのか、ということを
客観的に、優越感にも劣等感に揺さぶられずに、淡々と受け止められるわけです。
ある物差しそのものを否定するのではなく、複数の物差しを認めることで、不毛な平等意識から抜けるということです。
・・・それを裏付けるのが、水瓶座土星のチャンドラシンボルの度数。
表面的には不平等だずるい、革命だ、と喧々諤々叫んだとしても、
そこで使っている物差しをくるんと変えたら、こだわっていることが笑っちゃうくらいどうでもいいことだと気付く、という度数です。
3回目の牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアをサビアンとチャンドラシンボルの両方で読むと、
どこか、ほっとするというか、抜け感があると気付きますよね。
なので個人的には、12月24日の牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアはクリスマスプレゼントやな~と思っているわけです^^
なんというか、
変な焦りや嫉妬を捨てて本当に自分を中心にしたら、自分にしかない本物の豊かさを掴むことができるんだよ~
と、牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエアに教えてもらっている気がします。
牡牛座のマイペースと水瓶座のマイルールがそれぞれ最高の形で刺激し合って、
旧来の水瓶座意識を強力に書き換えているのだなと思います。
私個人は、出生図にサウスノード含め水瓶座にステリウムありますので
めっちゃこのスクエアに巻き込まれているんですが、
実は今年1年は、ものすごく実り多く、充実していましたw
(大変だったけど・・・!)
皆様は、牡牛座天王星と水瓶座土星のスクエア、どうでしたか?