占星術コラム

キロンやケンタウルス族天体はいつの日か消えてなくなる~今の時代だから必要な克服すべきテーマとは?

キロンの話をずーっとしていますが(笑)、キロンやケンタウルス族天体について天文学者が予測していることの中に、極めて興味深いことがあります。

それが、キロンやケンタウルス族天体は、いつの日か消えてなくなるといわれているのです。
※といっても、数百万年後とか数万年後とか言われていますので、私たちが生きている時代の中では起きないでしょうが。

・・・実はキロンやケンタウルス族天体は、軌道が不安定で不規則なのです(実はキロンの軌道も計算がちょくちょく修正されたりしています)。そして、これらの天体は、いつか海王星などに吸収されてなくなるか、太陽系外に出ていってなくなるだろうとされているのですね。

この「期間限定である」というキロンやケンタウルス族天体の質を考えると、ますます、キロンやケンタウルス族天体は今の時代だからこそ重要なテーマを持っている存在なのだなと感じます。

つまり、キロンやケンタウルス族天体というのは、今の時代だからこそ必要な人間の進化のためにやってきた宇宙の旅人的なものだということです。

じゃあ、今の時代になぜ、キロンやケンタウルス族天体が必要なのでしょうか?

・・・ここで少し私個人の話をしますね。1冊目の本を翻訳したとき、ドイツ人の出版エージェントの女性・カーリンと仲良くなり、ウィーンで数日間過ごしました。共通の話題の中に占星術がありましたので、一緒にホロスコープを見てあれこれお話をしたのですが、その時に彼女が見せてくれたホロスコープには、太陽や月などの天体と並んで、しっかりキロンが表示されていました。

今から11~12年前です。まだastro.comの日本語版もなく、占星術や星読み自体も今よりも流行っていなかった時期のことです。

今でこそキロンに関する本や情報が沢山出ていますが、当時の日本ではまだまだキロンをいわゆる占星術の10大天体と同様に扱うということはなかったので、キロンがここまで重要視されている(デフォルトで表示されている)ことに新鮮な驚きを感じたものです。

とはいえ、キロンが発見されたのは1977年11月1日。まだ、発見されてから50年にも満たない比較的新しい天体です。
発見されてから新しいか古いかだけで言ったら、セレスやパラスの方が19世紀には発見されていますので、遥かにキロンより古いはずです。

だからこそ、当時の欧米の占星術界において、キロンは別格として扱われているような印象を受けました。
そして、この傾向はますます強まっていると感じています。

このように、キロンは、発見されてから瞬く間に重要視されるようになった背景には、時代の要請が強く関わっているはずです。

としたら、キロン的なものを重視する時代の要請とはどういうものなのか?

その1つのヒントとして、「死への自覚的な準備(安らかに死ぬこと)」があると思います。

実は、ちょうど1960年頃から、エリザベス・キューブラー=ロス博士が「安らかに死んでいくための終末医療」、つまりターミナルケア、ホスピスケアの先駆けとなる研究を始めました。

※キューブラー=ロス博士の本は日本語でも本が出ていますね~

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当初欧米社会の中ではキューブラー=ロス博士の研究は認められず反対に遭っていました。しかし、徐々に彼女の功績が認められ、ターミナルケアや終末医療に対する評価が高まってきたちょうどそのころに、キロンが発見されたのです。

キロンは、ご存知のように、誤って自分の弟子のヘラクレスが放った矢に塗られた毒を受けて苦しむけれど、神々の血を引くため死ぬことが出来なかったところ、最終的にプロメテウスに自分の不死性を譲り渡すことで、安らかに死んでいきます。

このように、安らかに死ぬ、というテーマもまたキロンの重要な一側面であると考えると、ちょうど地上でキューブラー=ロス博士が同じく安らかに死ぬということをテーマにしたターミナルケアという概念を広めていたことも意味があると思います。

こんな風に、このキロンの死の神話に対応するような出来事が、キロンが発見された当時の欧米社会でも広まったというのは興味深いですよね。

おそらく、人類の多くが生への過剰な執着を手放して、安らかに死ぬ、いわゆる終活的なことをごく当たり前のものとして受け入れたとき、キロンはその役割を終えて、太陽系から消えるのかもしれません。そこに至るまでには長い道のりがかかりそうですが。

・・・そして、さらにより深いレベル(秘教的なレベル)で解釈するならば、キロンの死の神話というのは、実は私たちが19世紀半ばまでは一般的に自覚したり意識できなかった「死後から次の転生までの生」とも関わっています。

この「死後から次の転生までの生」に関して、シュタイナーは、キロン=ケンタウルスについて語った非常に面白いパッセージを残しているのです。

それが、「私たちには、エーテル的なケンタウルスがいる。死後から次の転生までの間に、このエーテル的なケンタウルスを自覚的に『殺して』、人間に作り替えなければならない」という話です。

※これについてはまた別の記事で書きますね~。

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高橋ともえ
1981年生まれ。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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