ハーモニクスとマイナーアスペクトの研究中。特にハーモニクス5、クインタイル系列について。
ここ最近、リピーターの個人セッションのお客様で、マイナーアスペクトの読み込みなどマニアックなリーディングを希望される方がいたので、改めて自分の手持ちの資料を探っている日々です。
※かなり自由気ままにカスタマイズ可能な個人セッションw
でね。
実は数年前、ドイツ人の音楽家であり占星術師であり、英語でもドイツ語でも本を出しているという方とメールでやりとりをしたら、ハーモニクスの論文(というか以前出版されていたけど絶版になっている本)をただでくれたんですねw
ラッキー!w
で。
アスペクトの源泉というかアスペクトという発想のもとにあるのは円の分割であるということ、そして円の分割の仕方として、占星術では特につかわれるのが円の分割法として1~12までの数だという話がありました。
1は完全な円つまりコンジャンクション、2は2分割つまりオポジション・・・と考えたときに、いわばゾディアックの星座の数である12を使った円分割において、普通のホロスコープで頻繁に使われるアスペクトとそうではないアスペクトがある…という話を読みました。1はコンジャンクション、2はオポジション、3はトライン、4はスクエア、6はセキスタイル・・となります。
日常的に私たちが意識しにくいハーモニクスとしては、5、7、9、10、11あたりですかね~。
特にこの中でも、5は、ケプラーなどがメジャーアスペクト扱いしていたのに、ほぼ忘れ去られているクインタイルのアスペクトと関連するハーモニクスです。
ハーモニクス5の意味はいろいろ考えられますが、12星座の5番目は獅子座っぽい個の主張とか自分らしさとか勝負に勝つ、みたいな意味もあるのですよね。権力などの力ともかかわるハーモニクスと言われています。
ちなみに、ハーモニクス10というのは、12星座の10番目の山羊座っぽい社会的な成功やキャリアの頂点を意味していますが、このハーモニクスは、5x2なので、ハーモニクス5の要素も入っているわけです。
ハーモニクス5は五芒星とも関係していて、結構俗的な部分があり、人間の心理ともかかわります。※そういう意味では東洋の五行的ですよね!
ちなみに、7もこれまた面白いハーモニクスです。いつまでも手の届かない夢や芸術の才能みたいなものを示していたりします。9はインド占星術ではナバムサと呼ばれる霊的な自己を見るチャートと関連しており、11は12星座の11番目の水瓶座っぽい斬新さや「KY力」というかあえて空気を読まない質みたいなものを見ることができるようです。※これは日本の占星術師さんの解釈ですね~。
ちなみに、クインタイルのアスペクトというかハーモニクス5の系譜のアスペクトは、いろいろ面白いので、今まとめているところです。クインタイルは時に「忘れられたアスペクト」とか「隠されたアスペクト」と呼ばれるんですよね~。