ことだまは、風水。和歌で自分に魔法をかけることは効果絶大。
急に最近奈良づいていてw その流れで、万葉集についてもう一度勉強しています~! この時代の歌というのは、単に素敵だから読む、素朴な感情を表現したもの、ではなく、真剣に祈りと呪術を込めて歌うものだったのですね。
たとえば、こちらの本によると、挽歌(亡くなった人のために読む歌)というのは、基本的に非業の死を遂げた人や、通常とは違う死に方をした人のために、その魂を鎮めるために読むものだったそうです。
万葉の最も有名な歌人のひとりが額田王ですが、彼女の詠んだ、
「熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」
は、軍隊が出陣するときの士気を高める歌でしたね~。
きっと、その場でぱっと歌を作って呼んで、それを皆で歌いながら出陣したのでしょう。
以前のブログで紹介した、
折口信夫の死者の書のアニメでも、こういう言葉の力というか、ことだまを利用して、悪霊をはじき返そうとしたり、魂を呼び戻そうとしたりするシーンが描かれます。
アファメーションは西洋から入ってきたもので、それを日本語に直訳するとちょっと違和感があったりしますよね。
でも、和歌のリズムの中に組み込んだアファメーションは、日本人には結構しっくりなじむんじゃないでしょうか~。
実は、昨日はいよいよ最後の風水授業だったのですが、ことだまを活用した風水の掛け方などを学びましたw
風水処方は、ただやるだけ・置いただけでも意味ある働きをしますが、意志を伴うかたちでやると、まったく違ってきます。
たとえば、財運を得たい!というお悩みに対応する風水をかけたときに、本人が潜在意識でお金を怖がっている場合、別の象意で結果が出てきたりします。※たとえば、急に食べ物をやたらともらうとか、う●こを踏むとか・・・
なので、いったい自分が「何を」得たいのか。それを明確化させるのがことだまの風水なのですね。
他力本願の風水が効きにくいという理由もこれで分かったなあ~と思います。
本人の意思の力を使うことで、はじめて、あらゆる仕掛けが動き出すのです。
これは、中華系の風水とはちょっと違う、日本独自の風水だなと思いますw 日本人はせっかく日本語ができるのだから、言葉の力を活用した方がいいですね~!!!