2018年11月8日1:03蠍座新月~待ってくれている未来の仲間に向かうために心残りを清算して自分の価値を変えるという静かな宣言が心の岩戸を開くとき
2018年11月8日1:03、蠍座で新月となります(東京時間)。この新月の星読みをレポートしていきます。※星読み情報を利用するにあたっての注意はこちらに書いています。
この記事の目次
2018年11月8日 1:03 蠍座新月のホロスコープ
2018年11月8日 1:03 蠍座新月の星読み
魂の深いレベルでの執着と欲望を表す冥王星は、5ハウス山羊座にあり小惑星ベスタと合。
これまであなたがストイックに求めてきた実績は達成され、あなたに外から見て納得できる一定の地位や安定を与えてくれました。しかしそれによって特別な自分でいたいという思いが、少し強迫観念に近いものになってしまっているようです。
冥王星は、3ハウス蠍座の太陽・月の新月ペア(イーグルズゲート=蠍座15度)と、7ハウスカスプ上の魚座海王星とそれぞれセキスタイルの小三角。
もちろん、あなたが過去に達成してきた実績自体は素晴らしいものであり、それは周りの人も好意的に認めてくれるものであることは確かです。
冥王星の反対側は、11ハウス蟹座。
でも、過去の実績から心の中で無意識にヒエラルキーを作ってその中で上層にいる自分の特別さにこだわるのではなく、家族のように感情をやり取りできる仲間を求めるときがきているのです。
過去から繰り返してきたパターンを示すサウスノードは5ハウスにあり山羊座。サウスノードの支配星は山羊座土星4ハウス。
こだわってきたのは過去から積み上げられてきたあなたの社会的地位や立場かもしれません。そしてそれがあなたのセルフイメージ、土台となる安心感を構築してきました。
未来の方向性を示すノースノードは蟹座11ハウス。
でも、今は多少不安があっても、未知の領域であっても、自分で作ってきたセルフイメージの砦から降りて、アットホームな仲間を求めるべく一歩踏み出してみるときです。
冥王星・ノード軸に対しては、8ハウスの逆行中の牡羊座天王星と2ハウス逆行中の天秤座金星とセレスがスクエア。6ハウス水瓶座の火星とリリスが合、金星と天王星を調停。
あなたが属している集団からの(もしかするとびっくりするような・衝撃を受けるような)要請と自分の中で育みたいと思う価値観の見直しによって、過去から未来へのシフトへの変化が、今、改めてリマインドされています。
ここで上手に葛藤にバランスをとるためには、今一度、他の人に役立つために自分が譲れないと思っているのにそれにこだわることを恐れている信念(大義名分)を思い出しましょう。
水瓶座火星に対して3ハウス蠍座の木星(射手座入り直前)がスクエア、ゆるめのオーブで蠍座の新月と太陽がスクエア。木星は、ノード軸を調停。
もしかするとその隠された信念は、ちょっとした会話の中でやり過ぎ感のある形で噴出してしまうかもしれません。でも、「うっかり口にしてしまってから、やっぱりそれが自分にとって大切だと気付く」という重要な効果をもたらすでしょう。そして、それは、今のあなたの目的と感情を、揺さぶるけれどしっかり確認させてくれますし、何より過去から未来へのシフトのためにやっぱり必要なことなのです。ぶっちゃけ発言もゆるされるときなので、秘めておくよりも口にしてOKです。
このチャートのMCとASCの支配星は射手座の水星、ICに合。
たとえ少し意図しない形で噴出してしまったとしても、自分の想いを口に出して宣言することで、心の中の深いところから未来への変化が起きてくるでしょう。
2018年1:03 蠍座新月の星読みまとめ
過去のあれこれを少しずつ清算・整理して、未来の光のある方向へ向かう。そのために一度岩戸にこもる。そんな感じの空気感が支配している時期です。
その「心の岩戸開き」は、あなたのうっかり発言、隠していた本音の吐露によって起きるかもしれませんが、実際にはその言葉の中に譲れない信念のカケラが宿っているはずです。今はその発言も許されるときです。
次のステージで共に歩みたい仲間はすでにあなたを向こう側で待っています。
あなたが今やるべきことは、深く関わってきた集団との(感情的な)関係性や、自分が価値を置いているものなどへの「心残り」を生産的に解消・変化させていくことです。
待ってくれている未来の仲間に向かうために、心残りを精算して自分の価値を変えるという静かな宣言が、心の岩戸を開く。そんな雰囲気の新月です。