占星術コラム

2019年7月10日土星と地球の結び(ヘリオセントリック土星と地球の会合)と2020年1月14日の土星と地球の開き~イギリスの国旗と戦争での勇敢さを称える2つの賞

2019年7月10日、土星と地球の会合(地球暦では土星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て土星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2020年1月14日に土星と地球がオポジション(衝、地球暦では土星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。

地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。

この記事では、ヘリオセントリックで土星と地球の合・衝が起きる2019年7月10日と2020年1月14日の2つの日付の土星の位置とサビアンシンボルから、2019年7月10日の地球と土星の会合の意味を探っていきます。

2019年7月10日 土星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では土星と地球の結び)のホロスコープと土星のサビアンシンボル

土星は山羊座17度なので、サビアンでは18度になります。

  • イギリスの国旗(ユニオンジャック)

2019年1月14日 土星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では土星と地球の開き)のホロスコープと土星のサビアンシンボル

土星は山羊座22度なので、サビアンシンボルでは23度になります。

  • 戦争での勇敢さを称える2つの賞

2019年土星逆行タイムスケジュール

2019年土星逆行
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2019年7月10日の土星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える

会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。

今回の土星のサビアンシンボル2つを並べてみると、

  • イギリスの国旗(ユニオンジャック)
  • 戦争での勇敢さを称える2つの賞

になります。

意図を表す会合・結びの時の土星のサビアンシンボルは、山羊座17度(サビアンでは18度)のイギリスの国旗。原文の英語では、The Union Jackです。単なる国旗という意味ではなく、ユニオンジャックである、というところがポイントです。なぜなら、The Union Jackというのは海事用語で、軍艦の船首に掲げられて国を識別するためのものとしての国旗だからです。つまり、ここで言われているイギリスの国旗がはためいているのは、軍艦の船首であるということがほのめかされています。

ご存知の通り、イギリスは大英帝国という名前で呼ばれ、海軍力を使って世界中の様々な場所に植民地を作り栄華を誇りました。ヨーロッパの辺境の島国に過ぎなかったイギリスが、海に出ていく力・海を支配し制御する力を使って、未開の地を征服支配して自国の支配下においたのです。※それが人道的にどうかとか、倫理的にどうかということはいったんおいておいて。

ここで重要なのは、植民地を作る=陸を支配する前に、海軍力を持つ=海を支配するということに成功したからこそ、イギリスが大英帝国と呼ばれるほどに領土を広げられたということです。つまり、土(陸)を支配する前には、水(海)を支配できていなければならないということなのです。

もともと、山羊座の18度付近は、対向サインである蟹座の影響が入ってくる度数域です。もともと山羊座は土星を支配星とし、非常に「土」の要素が強いサインですが、山羊座の15度以降は、対向サインの蟹座の影響を意識するようになり、感情や情緒などの「水」に対してどのように対処するかということを考えるようになります。

土星が山羊座18度という度数を通過しているということから考えると、対向サインである蟹座的な、論理や合理で割り切れない感情や情緒、世論や大衆の感情などに対しても十全に管理能力を発揮し、一方的な抑圧ではなく上手にコントロールしていくことを学ぶというテーマがあるのではないでしょうか。

この会合のエネルギーを表す衝(会合)のサビアンシンボルは、山羊座22度(サビアンでは23度)の戦争での勇敢さを称える2つの賞。2つの分野で勇気を発揮したことを称えるというテーマのある度数域です。

ここでいう2つの分野とは、山羊座がもともと得意とするヒエラルキーや社会の秩序や構造・骨組みを意味する「土」の領域と、山羊座の対向サインである蟹座が管轄する論理や合理では割り切れない感情や情緒の世界、あるいは世論や大衆感情などの「水」の領域でしょう。

なお、この山羊座22度のサビアンシンボルの直前の山羊座21度は、「敗北を優美に認める将軍」という度数ですが、将軍=山羊座的な「土」の領域の上層階級である存在が、敗北を優美に認める=プライドという自分の低次の感情(水)に飲み込まれず、支配下に置いた、というストーリーが隠されています。

2019年7月10日の土星と地球の会合では、未開の土地を征服し領土を広げていくために、これから海(感情、潜在意識)というときに危険な領域を海軍力(土的な秩序)を使って制覇・制服していくことがほのめかされていました。領土を広げるためには、海を制御できなければならない。あるいは、海を支配するものが陸を支配するということです。それは、イギリスというヨーロッパの辺境の島国が、大英帝国と呼ばれるほどの存在にのし上がった秘密でもあります。7月10日の時点では、この試みは、これから海へ向かって出帆するべくイギリス国旗を掲げた軍艦という戦いの「前」の姿でしたが、それは、2020年1月14日には、挑もうとしていた戦い(チャレンジ)に勝利した「結果」が描かれています。そしてその勝利の要因は、「土」的な合理性を用いて「水」的な感情の領域を完全にコントロールしたことなのです。2019年7月10日の段階では、土星的な秩序の力や管理能力の対象として、感情や情緒など揺れやすく時には危険であるものを意識するでしょう。その結果、2020年1月14日には、2つの領域での勝利、つまり、土的な合理性や社会性を磨いていくことで、水である感情や大衆意識や世論感情のコントロールが完全にできた状態を得ることができるはずです。

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高橋ともえ
1981年生まれ。慶應義塾大学ドイツ文学専攻修士課程修了。ドイツ語・英語の通訳・翻訳、メディア運営。訳書に、『ヒーリングエンジェルシンボル』(ヴィジョナリーカンパニー)、『四気質の治療学』(フレグランスジャーナル)がある。詳しいプロフィールはこちらから。
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