タイムリッチな春。自分の時間を取り戻し、自分の内なる金星を癒す。

今年は別事業を法人化したんですけど、実は法人の方はビジネスモデル的に定額収入が定期的に見込めるタイプの事業なので、ある程度売上の見込みが立つ(安定している)ということもあって、かなり仕事の量を減らしています。
というか、私が2024年までメインでやっていた翻訳の仕事を手放すと決断して、4月以降は大減少、6月以降は完全に契約終了ってことにしたんですよね。
なので、めちゃくちゃ、時間が余っています!(笑) というか異常な眠気があって毎日2時間昼寝しないとやってけないなって感じなのですが・・・
この決断をするまでは結構逡巡していましたが、手放すと決めてからは本当にスッキリしました。
ここ最近、星くずトークで今年は「時間の考え方が変わる」「時間>お金にしないといけない」みたいなことをお話ししていますが、実はこのインスピレーションは、2024年11月に冥王星が水瓶座に入ってから強くなってきていました。
もともと、水瓶座という星座は、土星または天王星が支配するのですが、土星も天王星も、ある意味では時間の感覚に関わる天体なのですね。
時間の概念と深く関わる星座といえば、土星が支配する山羊座もそうなのですが、水瓶座の場合は、天王星(ウラヌス)という天空神と関わっているというところがより一層、時間の感覚の変容と関わってきます。
私のキロン講座や、振り返りムーンノートワークでお伝えしていますが、時間の感覚というのは、古代と現代では全然違うのです。
ざっくりいうと、クロノス→ゼウスと神々の世代交代があったという神話がありますが、これは「時間の感覚の変化」を象徴しています。
クロノスは、神話の中で自分の子どもを飲み込んだと言われていますが、実はこれは、クロノス的な時間は、未来・現在・過去と、逆向きに流れているからなのですね。
かつて、ゼウスに世代交代するまでは、クロノスは死と病とカルマを象徴する恐ろしい存在ではなく、むしろ黄金時代の神、豊穣の神として描かれていました。つまり、ある時点までクロノスの時代はとても豊かな時代だったのだと思います。
ただ、宇宙は必ず進化します。つまり、時代は必ず移り変わります。クロノスをゼウスが打倒したという逸話は、時代の変遷、つまり、人間の時間感覚が変化した、ということを象徴しています。つまり、過去・現在・未来と流れていく時間が入り込んできたということなのですね。
そして、私たちは今、クロノス的な時間、ゼウス的な時間の次の「第三の時間」の中に入りつつあります。それが、ウラヌス的な時間、ある意味では時間を超えた時間なのです。
その領域というのは、あらゆる学者や芸術家がインスピレーションを取ってくる領域ですね。
そもそも、クロノスの時代に先立つ時代はウラヌスの時代でした。つまり、ウラヌス→クロノス→ゼウス と神々の世代交代=時代の変遷によって時間の感覚は変化してきたのです。
ウラヌス=天王星、クロノス=土星、ゼウス=木星ですので、今私たちは、再びウラヌス的な時間の感覚を思い出しつつあるんだろうなあと思います。ただ、このために私たちは、クロノス的な時間と、ゼウス的な時間と、両方を体験する必要があったのです。
冥王星水瓶座時代、そしていわゆる水瓶座の時代には、天王星の存在感が増すと言われていますが、ここでいう天王星は、かつてクロノス以前に存在していた原初のウラヌスではなく、バージョンアップしたウラヌスなんだと思います。
そしてそれは、ある意味では、ウラヌスの切り落とされた男根が海から落ちてその中から誕生したと言われているアフロディーテ(金星)と関係している気がします。
ボッティチェリのヴィーナスの誕生で、生まれたてのアフロディーテに花を織り込んだ衣を着せに走り寄る右側の女神はホーラ(時の女神)です。
実はこれまでの10年間、子育てしていたっていうこともあって自分の時間があまりなかったのですが、そろそろ子どもも大きくなってきましたし、これまでやってきた仕事も手放したので、かなりタイムリッチになりつつあります。
というか、昨年の売上ベースで見ると、翻訳の仕事は完全にストレスと我慢代程度で、それ以外の事業の方が4~5倍も売上が立っていたのを見たときに醒めたんですよw
今改めて「時間>お金」と意図的にすることによって、結構自分の中の金星が癒されているなあと感じています。
タイムリッチではありますが、リレーションシップ占星術の講座の皆さんの課題をチェックしたり、講義資料を作成したりと、粛々とやることはやっていますが、元々楽しい作業なのでそれこそ時間を忘れて没頭しています。
しばらくこの実験を続けていきますw