2021年の立春図から春分図への流れを読んでみる~真実を共有できる深く関わりたい相手と出会うための情報発信と働き方を考える
今年もあと少しですが、2021年の星を見るときに新しい手法を取り入れてみようと思っています。それが、不動宮15度に太陽が入るタイミングのチャート(立春、立夏、立秋、立冬のチャート)を、いわゆる活動宮0度に太陽が入るときの図、マンデン占星術で扱われる春分図、夏至図、秋分図、冬至図に加えて読んでみるというものです。
私の経歴をご存知の方なら分かるかと思いますが、もともとドイツに縁が深く占星術もドイツ語圏のものを結構読んでいます。ドイツ人って研究者気質の人が多いのか、めっちゃ分厚い変わった本がちらほら出てくることがあるので目が離せないw
最近サーチしていた中で「お!」と思ったものがあって、今転送代行までかけてドイツから取り寄せています。
・・・それが、冒頭に記載した不動宮15度に太陽が入るタイミングのチャートを、マンデン占星術で読んでみるという研究書です(関係ないけど英語の洋書だとKindleでサクサク買えるんだけど、ドイツ語はまだまだこの状況で・・・。個人的にはKindleにしてほしいと思っています・・・イタリア語に至ってはAmazonにすらのらないこともあるみたいだからまだいいんだけど・・・)。
なお、不動宮15度については、戦前~戦後にかけてのドイツ系の占星術師や、ルディアが注目していますね。
私もこのブログで何回か記事を書きました。
簡単にまとめると、不動宮15度は、活動宮0度で具体的にあらわれてくる現象の意図を示しているというのです。
ちなみに・・・ここで東洋人の我々だったらピンとくると思うのですが、もともと東洋では1年の始まりは春分というよりは立春じゃないですか。
そう思うと、ある1年を占うときに立春図もあわせて読む、というのはかなりしっくりくると思いました。
というわけで、早速2021年立春のチャートを出してみました。
※時間は東京で出しています。
3ハウス~4ハウスにかけて水瓶座ステリウム。ディセンダント付近の土星と天王星(&火星)がスクエアになり、一方、月は蠍座0度(!)で12ハウス。
ノード軸は2ハウス8ハウスなので、このころはお金の問題や稼ぎ方の問題がクローズアップされているでしょう。
なんか・・・このころの国民はまた自粛モードを強いられているかもしれませんよね? 蠍座の月12ハウスですし、孤独を感じたりしやすそうだし、病気の面での深刻化が懸念される。何より隠されていたものに向き合うみたいな感じですね。
ところでオリンピックを本当にやるのかどうかですが、海外からのの縁切り宣言(うちの国は日本にはいかないよ的な?)もありそう(ディセンダントで天王星火星合ですから)。。。
ただ、ノード軸に対して3ハウスの天体、特に太陽が調停の配置に来ていて、ノースノードの支配星の水星とサウスノードの支配星木星がともに水瓶座に入っています。
切れるご縁があればつながる縁もあるわけです。そのキーとなるのは3ハウス的な活動。つまり、フラットにネットで情報収集するとか、逆に発信するとか、気になる人とつながるとか、そういう行動でしょうね。
あと、ノード軸に対して5ハウス魚座の海王星がスクエアなので、自分の好きの感情、ワクワクする感情、夢やロマンがあるかどうかをキーにして、稼ぎ方につながる人間関係を精査する必要がありそうです。計算高く功利的につながっている人間関係、自分の居心地の良さを侵害する人間関係は淘汰されていきそうです。
で、次の春分図。
まず、私がパラドックスチャートと呼ぶ、アセンダントに天秤座が来るチャートになっていることがポイント。
この配置になるチャートが出たときは、個人のチャートであれ世相を読むときであれ、正反対のサインの質が常にオーバーラップしてきます。
牡羊座の太陽は6ハウス、双子座の月は9ハウス(かつそのそばには火星も寄り添う)。
んー、政府は働き方改革をゴリゴリすすめ、国民は情報発信に情熱を傾ける?という感じかなw
ディセンダントにはキロンとセレスが寄り添うので、海外との関係性で傷を負いつつも癒しのヒントも海外からやってきそうです。
双子座の月はノースノードに合なので、ひとりひとりの真実がクローズアップされる(ただしそれは射手座的な唯一絶対性はない)。それは、どれかが正しくどれかが間違っているというものではなく、フラットに並べることのできる真実。
ノード軸は3ハウス9ハウスに移動しますので、立春図ではまだ意図を設定した段階であった情報発信のテーマがいよいよ前面に出てきます。火星のブーストが9ハウスにかかるので、かなり遠くまで届く影響力を手にする個人も出てきそう。
そしてノード軸の支配星(ノースノードの支配星水星とサウスノードの支配星木星)がどちらも5ハウスにきていますが、サウスノードの支配星の木星はノード軸に対してゆるく調停、サウスノードの支配星の水星はノード軸に対してゆるくスクエアになっています。
自分の過去のご縁で出会った趣味や好み、自分の「好き」を大切にしつつ、新しく生まれてきたご縁の中で知った趣味や好み、自分の「好き」に照らして、少しずつ過去を見直していく感じですね。
なお、6ハウスの魚座の海王星は相変わらずノード軸に対してスクエアに近い配置に来るので、職場環境の変化や働き方の変化は必至です。仕事が激減する人、逆に増える人などいそうです。4ハウス冥王星と海王星はセキスタイル、さらに海王星のそばには金星も近いので、家でできる仕事を構築できるかどうかはこの辺りのエネルギーの建設的活用には重要そう。
・・・と、深入りしていくといくらでもいろいろ読めちゃうのですがw とりあえずこれくらいにします。
なお、まだ例のお取り寄せ中の研究書は、完全に全体を読んでいるわけではないのであれですが、例の不動宮15度の占星術の本によると、立春図の特に月の配置とルナリターンのタイミングが、その年の1年のターニングポイントになっているらしいのです。
この辺のルナリターンのチャートも研究してみたいと思います。