2021年9月14日海王星と地球の結び(ヘリオセントリック海王星と地球の会合)と2022年3月13日の海王星と地球の開き~シナイから新しい法則を持ち降りてくる男と精神主義的な現象
2021年9月14日、海王星と地球の会合(地球暦では海王星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て海王星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2022年3月13日に海王星と地球がオポジション(衝、地球暦では海王星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで海王星と地球の合・衝が起きる2021年9月14日と2022年3月13日の2つの日付の海王星の位置とサビアンシンボルから、2021年9月14日の地球と海王星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2021年9月14日 海王星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では海王星と地球の結び)のホロスコープと海王星のサビアンシンボル
海王星は魚座21度なのでサビアンシンボルは22度になります。
- シナイから新しい法則を持ち降りてくる男
2022年3月13日 海王星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では海王星と地球の開き)のホロスコープと海王星のサビアンシンボル
海王星は魚座22度なのでサビアンシンボルは23度になります。
- 精神主義的な現象
2021年海王星逆行タイムスケジュール
2021年9月14日の海王星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の海王星のサビアンシンボルは、
- 意図:魚座22度 シナイから新しい法則を持ち降りてくる男
- 結果:魚座23度 精神主義的な現象
意図を現わす魚座22度のシンボルは「シナイから新しい法則を持ち降りてくる男」。これは旧約聖書のモーゼを現わしていると言われている度数です。新しい法則とは十戒のことです。
モーゼは山に籠って天からの十戒(啓示)を受け取って、それを自分が率いるイスラエルの民に伝えました。この十戒は、モーゼの仕事も長くイスラエルの民にとって重要なルール・規範となりました。
しかし、モーゼの話をご存知の方なら分かると思いますが、モーゼが率いていた民たちは、すぐにこれらの教え(十戒)を受け入れたわけではありませんでした。全く新しいルールや法則であるがゆえに、民たちはそれをなかなか受け入れられず、何度も何度も抵抗を示したわけです。
結果を現わす魚座23度のシンボルは「精神主義的な現象」。物質世界で感知できる形で霊的な現象が目撃されるという意味です。このシンボルは、いわゆる降霊会とかポルターガイストなどの心霊現象と関係する度数です。若干キッチュで大衆的、かつ俗っぽい形ではあるけれど、目に見えない世界が見える世界の中に入り込み日常化している様子が描かれています。
会合時の魚座22度のシンボルは、これから先のスタンダードになるような新しいインスピレーションを受け取るというテーマがあります。しかしそれは、あまりに先進的すぎるがゆえに抵抗されたり、その教えを浸透させるのに苦労するかもしれない、ということが示唆されています。しかしあきらめずに周りの人たちを説得し続ける努力をすることで、衝の時の魚座23度のシンボルのように、世俗的で分かりやすいかたちで崇高な教えを物理的な次元で伝えていくことができるようになるでしょう。