2019年6月11日木星と地球の結び(ヘリオセントリック会合)と2019年12月28日木星と地球の開き~氷を切り出す男たちと暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太
2019年6月11日、木星と地球の会合(地球暦では木星と地球の結び)が起きます。これは、太陽から見て木星が地球と合になるときです。このときのエネルギーは、2019年12月28日に木星と地球がオポジション(衝、地球暦では木星と地球の開き)になるときに結果として現れてきます。
地球とある天体の会合周期はヘリオセントリック(太陽中心)の出来事ですが、ジオセントリックでも地球とある天体の会合中は、その天体が逆行するなど関連があります。
この記事では、ヘリオセントリックで木星と地球の合・衝が起きる2019年6月11日と2019年12月28日の2つの日付の木星の位置とサビアンシンボルから、2019年6月11日の地球と木星の会合の意味を探っていきます。
この記事の目次
2019年6月11日 木星と地球の会合(ヘリオセントリック、地球暦では木星と地球の結び)のホロスコープと木星のサビアンシンボル
木星は射手座19度なので、サビアンでは20度になります。
- 氷を切り出す男たち
2019年12月28日 木星と地球の衝(ヘリオセントリック、地球暦では木星と地球の開き)のホロスコープと金星のサビアンシンボル
木星は山羊座5度なので、サビアンシンボルでは6度になります。
- 暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太
2019年木星逆行タイムテーブル
2019年6月11日の木星と地球の会合の意図と結果をサビアンシンボルから考える
会合周期は、月の満ち欠けのサイクルと同じで、新月に当たる会合(結び)のときに意図を設定し、満月に当たる衝(開き)のときに結果を受け取ります。
今回の木星のサビアンシンボル2つを並べてみると、
- 氷を切り出す男たち
- 暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太
になります。
意図を表す会合・結びの時の木星のサビアンシンボルは、射手座20度で、氷を切り出す男たち。氷は、通常冬または寒い地域で切り出されます。ここで切り出された氷が必要になるのは、夏になってからもしくは別の地域(氷がない地域)です。つまり、このシンボルでは、現時点・現在の場所ではまだ価値を見出されていないけれど、未来や別の場所では価値が出てくるものを見つけ、そのアイデアを先手を打って実践・行動に移すというテーマがあります。
木星がこの度数を通過していることから思うに、今回の会合では、「それがいったい何の役に立つか分からないような真理や真実(しかしそれは、後々または別の環境では非常に価値があるものを生む)」に関するインスピレーションが与えられるのではないでしょうか。
この会合のエネルギーの結果を表す衝(開き)のサビアンシンボルは、山羊座6度。暗いアーチのある小道とその底にひかれた10本の丸太、です。この度数は、公共のインフラレベルという当たり前レベルまで落とし込まれた、先人たちの犠牲的な奉仕や知恵を示す度数です。
※この度数は、2018年の土星の会合時に刺激された度数でもあります。
上記の記事より引用します:
社会に役立つものとなるべく犠牲的に土台になっているもの(人柱的なものも含む)、祖霊や土地の神の働きを示すサビアンです。
丸太は、もともとは悠々と高くそびえ立つものでしたが、それが切り倒され、人々が通過する道の底になっています。先人・先祖・自然霊的な存在による自己犠牲的なサポートに目を向け、自分がよって立つ根底を見直して感謝することの大切さを示すシンボルです。
2019年6月11日の木星と地球の会合では、まだ役に立つものではなかったり、現在の自分の環境では役立つものではないかもしれないインスピレーションが与えられます。それは、どちらかというと思想・哲学レベルのことであるうえに、その時点では即座に具体的に価値あるものだと気付く人は少なく、あなた自身も多少半信半疑のかもしれません。その価値を即座に認めてはもらえないかもしれません。しかし、そのアイデアや理念をしっかりと具現化するべく実践・行動に移していった暁には、2019年12月28日の木星と地球の衝のときに、あたかもそのアイデアや理念が、社会の常識・当たり前でありふれたものであるかのように受け入れられ、いつの間にかなくてはならない基礎・土台レベルまで浸透していくでしょう。