自分の水星についていろいろな側面から掘り下げ中~ジオの惑星ノードと逆行直前の「留」の配置

2020年末、惑星ノードに関する占星術の研究書を手に入れたり、昔買った逆行をテーマにした占星術の洋書をパラパラめくっていたところ、自分の出生図の水星について理解が深まることがありました。
私の水星は、魚座初期度数にあって、マイナーアスペクトで木星・土星とバイクインタイル、冥王星とアンティシアという以外にメジャーアスペクトはないですし、何より魚座の水星=フォールということでいわゆる状態のよろしくない天体。
※アンティシアについてはこちらのブログに書いています~


でありながら、一応2冊の翻訳書を出しているのはなんでかな?と常々不思議だったのですよね。仕事もめっちゃ水星力必要な仕事(知財関係の翻訳業)ですし・・・(ただしすごくそれに才能があるとは正直思えないけど、汗)。
(ちなみに私の水星は、ヘリオで見ると海王星とオポジション、冥王星とトライン、地球とセキスタイルなので、まあまあアスペクトは華やかですが、ヘリオそのままにこの地上で生きられるほど自分が進化しているとは私自身思わないので、フーン程度にしか思っていないのですが・・・)
で。これまで自分の出生図で考慮に入れていなかったポイントとして、(1)惑星ノード(2)逆行直前の留というのが浮かび上がってきて、なるほど!!と思ったのでシェアしますね。
この記事の目次
ジオの惑星ノード
まず、私の出生図の水星は、ジオの水星の惑星ノースノードと合でした。
惑星ノードは、ルディアや松村潔さんはヘリオの惑星ノードを使用していますが、進化占星術系の人たちはジオの惑星ノードを使用しています。
ヘリオの惑星ノードはほとんど動きがない(100年に1度くらいしか動かない)のですが、水星や金星のジオの惑星ノードはかなり細かく動きます。
で、私の場合は上記の通り、水星が、ジオの水星の惑星ノースノードに合だったのですよね。
惑星ノードの解釈は、一般的なノード、つまり月のノードと同じように考えられます。
私の場合、出生図の水星が水星自身の惑星ノースノードに合ということは、水星的なテーマにおける進化に対して非常に貪欲な水星であるといえます。そして、この貪欲な進化が魂の進化の道筋に沿うものとして肯定されると考えてもいいでしょう。
ちなみに、ルディアは私の大好きな占星術師ですが、ルディアの水星の度数と私の水星の度数は全く一緒(魚座の4度)なのです。占星術のいろはも分からない時から、ルディアの本だけは好きで、洋書を読むことに慣れ始めた22歳くらいの時から訳も分からず読み漁っていたのですが、水星の度数が全く一緒ってこういうことなのかもしれません・・・。
ルディアと言えば占星術の泰斗ですが、このルディアの場合はジオの水星の惑星サウスノードと水星が合になっていました。
サウスノード側の天体は持って生まれた(過去生から持ち越してきた)才能という意味があるので、ルディアの場合占星術の業績は複数の転生の集大成的なものであり、人類への貢献のためのものだったのかもしれません。
(ただし、サウスノード側の天体は退化の衝動も強まるので、注意深く扱う必要ありと言われています。全員が集大成や人類の貢献としてその天体を使えるわけではないと言われています)
惑星ノードとその惑星自体が何らかのアスペクトを持っていなくても、その天体の過去・現在・未来を読み解くのに使えて非常に面白いです。
他にも、たとえば水星が自分のジオの金星の惑星ノースノードに合とか、そういうケースもありますが、それらの情報を複合的に組み入れていくと、出生図のリーディングはかなり陰影に富んだものになると気付きました。
なので、主にジオの惑星ノードについての講座を12月にリリースしようと思っております。※メルマガで募集します。よかったら登録しておいてね。
一方、ヘリオの惑星ノードは、やはりヘリオ天体と絡めて読むほうがしっくりくるように感じています。シュタイナー系の占星術師で、やはりヘリの惑星ノードを使っている人がいましたが、たとえば受胎期の惑星ノードと天体の合などもチェックすると、非常に興味深い(これについては計算が複雑なのでやるとしても2022年以降かなー)。
出生時の水星が逆行直前の「留」だった
今自分の2021年春分~2022年春分までの年運分析をしているのですが、そこで気づいたのが、私は逆行直前に水星がほぼ動きを止めている「留」の時の水星の持ち主だということです。
※以前、留(ステーション)についてはこちらの記事に書きました。

↑自分で書いておきながら、自分が該当者だと気付いていなかった(笑)
留の天体は、たとえアスペクトが少なくてもパワフルだったり特徴的な現れ方をする(必ずしも良いという意味ではない)ことがあるということなので、なるほどと思ったり思わなかったり。
最近では出生図をエフェメリスを使って出すってことをしないでコンピューターで計算しますが、その盲点になりがちなのが「留」の天体の有無ですよね。
現代でも、惑星の速度は故ノエル・ティル先生やホラリーでは重視する(していた)みたいですね。
ちなみに私の場合、プログレスで見ると水星は長々と水瓶座を逆行&順行し今ようやく水瓶座の最後の度数に来たところで、いよいよ2021年夏以降水星は魚座へ抜けていくタイミングが来ているんですよね。
プログレスにおいては、逆行を挟むことでこれまでの人生のほとんど(35~36年?)を水瓶座テーマに費やした水星ですが、これから元の出生図の水星がある魚座に入っていくので、どういう変化があるのかちょっとドキドキしています。多分仕事がもっともっとスピ色になっていく予感がしますが・・・(*´Д`)
惑星ノードも、逆行や順行、あるいは天体のスピードを見るのも、どちらも星を「動き」としてとらえることによって見えてくる要素なので非常に興味深いですよね。