占星術で使うエフェメリスを無料でPDFダウンロードする方法 アプリ以外で天文暦を紙で使いたい人におすすめ!
占星術を少し学んでいくと、天文暦(エフェメリス)を手元に置いておきたい、しかもできれば紙でプリントアウトしたい、と思うのではないでしょうか。日本の天文暦(エフェメリス)はアルマナックのものをはじめとしてかなり高額です。一方、最近ではスマホの占星術アプリで天文暦を無料でダウンロードすることができるようになっていますが、アプリからだと使いづらい、できたらPDFなどで印刷したいという場合におすすめの方法をこの記事で説明します。
この記事の目次
Astrodienst(astro.com)を使えば無料で過去・未来の天文暦をPDFダウンロードできる!
AstrodienstのサイトのCreate an Ephemerisでは、スイスエフェメリスに基づく天文暦を無料でPDFダウンロードできます。しかも、決められた年からではなく、8000年分のデータを、過去・未来の任意の1年間まだは10年間ダウンロードできます。さらに、20809個の小惑星や感受点もダウンロード可能。ゾディアックも、トロピカルゾディアックとサイデリアルゾディアック両方選べますし、ヘリオセントリック・ジオセントリック両方を選択できます。もちろんですが、日本標準時で計算可能。
Astrodienstのサイトでは、登録しないゲストユーザーでも、無料で登録できる登録ユーザーでもエフェメリスを作成できますが、無料ユーザーだと登録したときの出生場所基点のエフェメリスしかダウンロードできないので、登録ユーザーになるのがおすすめです
Astrodienst(astro.com)で無料でエフェメリス(天文暦)をダウンロードする方法を解説!
Astrodienstでは、日本語版もあるのですが若干翻訳がおかしいので、英語版のページをもとに説明していきます。
まず、トップページのFree Horoscopesのプルダウンボタンを押します。
すると、プルダウンで出てきた3列目の下から4つ目のCreate an Epehemrisをクリックします。
Methodsの中に、Please selectとあるプルダウンボタンを押すと、複数の種類のエフェメリスが出てきます。
専門的なエフェメリスについての説明はのぞいて、一般的なエフェメリスの説明がこちらです。
- Ephemeris for a yearは、月~冥王星と、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル、リリス(ミーンブラックムーンリリス)、キロンの1年間のエフェメリス(天文暦)です。
- Ephemeris for 10 yearsは、月~冥王星とドラゴンヘッド・ドラゴンテイル、リリス(ミーンブラックムーンリリス)、キロンの10年間のエフェメリス(天文暦)です。
- Ephemris/Asteroids for a yearは、小惑星(セレス、パラス、ジュノー、ベスタなど)の1年間のエフェメリス(天文暦)です。
- Ephemeris/Dwarf planets for a yearは、準惑星(セレス、冥王星など2006年以降に定められた新しい太陽系の天体)の1年間のエフェメリス(天文暦)です。
Optionsのところで、ゾディアックはTropicalかつGeocentricを選択しましょう。また、Reference Placeは、日本であればTokyoにしておきましょう。
なお、当サイトでも紹介している3つのリリスなど通常の占星術チャートでは出てこない小惑星や感受点を計算したい場合は、Ephemerides for other objects および Additional asteroids and other objects, please select from the respective lists below.を使いましょう。
最後、Click here to show ephemerisをクリックすると、PDFで以下のようなページが出力されます。
参考:スイスエフェメリスと日本のスターゲイザーのエフェメリス、アメリカエフェメリスは違う
ちなみに、今回紹介したAstrodienstは、スイスエフェメリスを使用して天体の位置を計算しています。
実は、このスイスエフェメリスは、日本で最も普及しているスターゲイザーのアルマナックのエフェメリスや、アメリカエフェメリス(アメリカ天文暦)とは違います。若干度数がずれることがあります(1度以上のずれではなく、少数点以下ですが)。
Astrodienstのエフェメリスなら、日本標準時間でのエフェメリスを無料でダウンロードできます。是非、活用してみてくださいね!